シェール・アミ
フランス語で愛しい友
と呼ばれた鳩がいます。
1918年10月
第1次世界大戦末期のフランスで
多くの兵士の命を救った鳩です。
第1次世界大戦末期のフランスで
多くの兵士の命を救った鳩です。
米軍500名の第77歩兵師団は、
アルゴンヌの森の戦いに深く入り、
通信手段も断たれたまま
敵に囲まれて孤立してしまいました。
アルゴンヌの森の戦いに深く入り、
通信手段も断たれたまま
敵に囲まれて孤立してしまいました。
後方支援にいた米国砲兵隊は
第77歩兵師団が孤立している場所がわからず
敵国ドイツ軍に砲撃をしながらも、
味方の米軍兵士へも砲撃していたのです。
第77歩兵師団が孤立している場所がわからず
敵国ドイツ軍に砲撃をしながらも、
味方の米軍兵士へも砲撃していたのです。
このアルゴンヌの森の戦いは
米国軍事史上最大規模の120万人の米兵による大規模攻勢となったドイツ軍との戦いです。
味方からの砲撃を止めさせるために
第77歩兵師団少佐は、
通信鳩の「シェール・アミ」に頼ったのです。
第77歩兵師団少佐は、
通信鳩の「シェール・アミ」に頼ったのです。
シェール・アミは
その前のヴェルダンの戦いにおいて
12通の重要機密書類を運び
大活躍していました。
ヴェルダンの戦いは
1916年に両軍合わせて700,000人以上の死傷者を出した壮絶なものでしたが、
シェール・アミは
その砲弾の合間をぬって
飛び続けた優秀な鳩でした。
当時
米陸軍通信隊は
フランスに600羽もの通信用の軍鳩を保有していました。
アルゴンヌの森の戦いにおいては
この歩兵師団ではいくつもの通信鳩が使われていましたが
次々と任務中に撃ち殺されてしまい
最後に生き残った鳩がシェール・アミでした。
歩兵師団少佐は
すべての望みをシェールアミに託して
飛ばしました。
fanpop.com
すべての望みをシェールアミに託して
飛ばしました。
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飛び立ったシェール・アミは
ドイツ軍によって散弾銃によって狙撃され
胸部に被弾したほかにも、足も撃たれましたが、
それでも
遠く離れた米軍師団本部まで飛び続けたのです。
本部に戻ったシェール・アミの脚につけられた通信文には、
「現在後方支援団は、我々味方を集中砲撃している。止めて欲しい!」
「現在後方支援団は、我々味方を集中砲撃している。止めて欲しい!」
こうしてシェールアミは、
絶体絶命の窮地に立たされていた194名の兵士の命を救いました。
絶体絶命の窮地に立たされていた194名の兵士の命を救いました。
シェール・アミは生前多大な功績を残し
フランスとベルギーの軍事功労章クロワ・ド・ゲール勲章を受賞しています。
シェール・アミの剥製は
スミソニアン博物館に展示されています。
戦争での犠牲の記録は
人のことばかりですが
鳩をはじめとして
多くの動物たちも戦闘に参加していたのです。
第二次世界大戦の頃には、
英国で使われていた軍鳩は
25万羽にも上ります。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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