14年目突入　～ブログ13年最終日を、想い出としてここに遺す～

乳がんブログ、
『りかこの乳がん体験記』

14年目突入――

気持ちも新たに．．．

と、いきたいところではあるが、
おとついの誕生日のお食事が
お洒落でおいしかったので、
改めてここに画像を残しておこうと思う

　　☆誕生日のブログは下記へ

昔は“外食”は、
当たり前のようにしていた

なにより
私自身が外食に携わっていたこともあり、
ほかのお店で食べるのは勉強にもなった
（料理もそうだが、特に接客が気になった）

が、あるときから
外食はほとんどしなくなった

理由は、

　　○夜出かけるのが億劫になったから

　　○翌日のことを思うと、
　　　夜遅くまで出歩くのが嫌になったから
　　　（早く帰りたい）

　　○自分で作ったほうがおいしいから
　　　（外食は塩分が多すぎる）

などが挙げられる

それに外食をすると、
どうも“職業病”が出る

味もそうだが、
やはり気になるのは“接客”だ

しっかりと教育を受けているお店が少ないのは、
田舎地方の特徴なのだろうか

嫌な思いをして
お金を払って食べることほど、
不快なものはない

あとは、“年齢”もあるのだろうな

10代や20代は、
毎日のように出かけていたし、
出かけるのが楽しかった

もうそんな体力も気力も
すっかり失われた

　　お酒が飲めないのも
　　大きいのかもしれない

そんな生活だから、
たまにする外食に
より感動を覚えるようになったようにも思う

以下、かなりの長文のため、
ダーッとスクロールすることをお勧めします

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おとついのお店は、
何度か周囲は通っていたものの、

“たぶん、一生行かない店”

だと思っていた

理由は、
“お酒を飲むところ”だと思っていたから

が、違ったらしい

いや、もちろん、ワインなども揃っている

お酒を楽しめるお店だ

　　ソムリエもいる（昔の知り合い）

だから余計に、

“飲めない私には関係のないお店”

だと思っていた

外観もお洒落だ

道路に面した側はガラス張り

ここを通りながら、いつも

「どこが入り口なんだろう」

と、思っていた

店内は
思っていたよりコンパクトな造りだったが、
やっぱりお洒落だ

　　まだ時間が早かったので
　　お客さんはほぼいなかったが、
　　このあと一気に満席に．．．

　　人気店なのがうかがえる

　　壁にもこんなに素敵な棚

今回はコース料理を予約していた

　　※ちろん、アラカルトあり

○前菜

　　『クリームチーズフロマージュに
　　　スペイン産ハモンセラーノを添えて』

　　あまり塩味の強くない生ハムと
　　はちみつがかかったクリームチーズが
　　絶妙

　　甘い前菜は初めて食べた

○冷　製

　　『サーモンと
　　　黒毛和牛のローストカルパッチョ』

　　実は生のサーモンが苦手なのだ．．．

　　が、クセがなく、
　　おいしくいただけた

　　黒毛和牛のローストは、
　　いうまでもなく旨い

　　ソースはジェノベーゼだろうか
　　（運んできてくれたスタッフが新人さんで、
　　　詳しい説明もなく．．．
　　　聞くに聞けず．．．）

○魚　介

　　『桜マスのポワレ
　　　ほうれん草のクリームソース』

　　クリームソースがミルク感が濃く、
　　おいしかった

　　黒い網目状のものは、“イカ墨”

　　塩で味つけをしたイカ墨を焼いたもの

　　イカ墨独特の臭みもなく、
　　砕いてマスと一緒にいただくと
　　美味である

○炭　焼

　　『道産黒毛和牛
　　　ランプの炭火焼』

　　熟成肉、旨かった．．．

　　薬味は右から、

　　　・ペッパー
　　　・ローストガーリック
　　　・炭塩（すみじお）
　　　・本わさび
　　　・たれ

○メイン

　　『合鴨のロティ
　　　赤ワインソース』

　　こんなに分厚い合鴨は
　　食べたことがない

　　上に乗っているのは、
　　網目状のポテトチップ

○食　事

　　『生うにのクリームパスタ』

　　「おぉぉぉーーー、“うに”だ！！」

　　これは歓喜の声ではなく、
　　実は北海道の海の近くに住みながら、
　　うにが大の苦手なのだ

　　“世の中の嫌いな食べ物ランキング”の
　　トップ3には入る

　　が、食べた．．．

　　食べられた．．．、なんとか

　　おいしかったけど．．．

　　すぐに飽きた．．．

　　しかも、
　　すでにお腹いっぱいだし．．．

　　でもクリームパスタ自体はおいしかった

　　ブラックペッパーと大葉のアクセントが
　　口の中をさっぱりとさせてくれた

○デザート

　　『ガトーショコラと
　　　マスカルポーネのジェラート』

　　ガトーショコラが温かくて驚いた

　　赤いのは、たぶんフランボワーズ

　　酸味が舌の上に広がり、
　　甘みを中和してくれる

そして、
おいしいものをいただいたあとは、
最後の一筆――

　　『おいしかったです

　　　素敵なひとときを
　　　ありがとうございました』――

　　☆詳しくは誕生日のブログへ

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嫌いだった誕生日

子どもの頃、母に、

「あんたなんか産まなきゃよかった」

そう言われてから、
この日が嫌いだった

なぜみんな誕生日を祝うのか、
理解ができなかった

でも、乳がんになって、
命を感じて、

昔の仲間たちが
お祝いをしてくれるようになって、

「誕生日もいいものかもしれない」

そう思うようになって．．．

これからも
この日を大切に生きていこう――

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Source: りかこの乳がん体験記