おはようございます。
私の主力ETFはVTやVTI、VOOといったバンガードETFですが、ここ数年で受取配当金が随分増えました。
もちろん、毎月欠かさずに買い増しして株数を増やしていることもありますが、それ以上にVT、VTI、VOOの増配率が優れているのだと思います。
これらはあくまで全世界株や米国株の市場平均を狙うETFなので、分配利回り自体は1.3〜2.1%程度と高くはありません。
利回りが低いのに分配金が増えているということは、株価と分配金の伸びのバランスが優れていることを意味しています。
【VOOとVTの過去10年分配金推移】配当利回りは低いが高い増配率が魅力!インカム狙いならeMAXIS Slimや楽天・プラスなど投資信託ではなくETFを
VOOの分配金は過去10年で1.8倍に!
バンガード・S&P500 ETF(VOO)は、米国を代表する時価総額の大きな500銘柄(S&P500指数)に分散投資するETFです。
以前はバンガード社のETFでトップの売上を誇るのはVTI(全米株)でしたが、近年ではVOOの人気が高まっています。
さて、VOOの分配金利回りを見てみましょう。
■ VOOの直近10年間の分配金の推移
2014年に1株4ドル弱だったのが、2023年には6ドル超え。
買って10年保有するだけで配当が1.5倍以上に。
皆さんの昇給率よりVOOの増配率の方が圧倒的に高いです。 pic.twitter.com/mDp8AP1X41— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) April 9, 2024
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2014年に1株3.49ドルでしたが、2023年には1株6.35ドルまで増えています。
過去10年で分配金が1.8倍に増えたことになりますね。
こういう株価成長率と分配金成長率の両方が優れたETFに若いうちからコツコツ投資し、長く保有し続けることができれば、資産形成は容易になります。
20年後には、取得価格から見た分配金利回りが何%まで上がるか楽しみですね。
VTの分配金は過去10年で1.5倍に!
次に、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)のデータをご紹介します。
VTのベンチマークは「FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス」で、全世界市場の約9000銘柄に分散投資することができます。
今大人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)との主な違いは、オルカンが大型株〜中型株が中心である一方、VTは小型株まで含みより広範囲に分散していることです。
さて、VTの過去10年間の分配金推移を見てみましょう。
■ VTの直近10年間の分配金推移
2020年のコロナショックで大幅減配していますが、それ以外はゆるやかに伸び続けています。2014年が1株1.46ドルで、2023年が2.14ドル。
こういう株を長期保有しておけば、インカムも自然と増えていきますね。 pic.twitter.com/EYgkT06E1H— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) April 9, 2024
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2014年に1株1.46ドルでしたが、2023年には1株2.14ドルまで増えています。
過去10年間で分配金が1.5倍に増えたことになりますね。
2010年代〜現在は米国株が世界市場を牽引し続けましたので、増配率もVOOの方が優れた結果になりました。
とはいえ、VTの増配率も十分に優れていると思います。
少なくとも私の昇給率を大幅に超えているのは言うまでもありません。。
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その一方で、投資信託を上手に売却するのは買うよりも難しいです。
投資信託の定期売却サービスを使って、配当金と同じように毎月定額のインカムを作ることが1つの解決策になりますが、投信積立と違って対応している金融機関が少ないです。
特に、NISA口座での定期売却に対応しているのはメジャー所では楽天証券くらいですね。
もちろん、お金が必要な時に必要な金額分だけ投資信託を売れば問題ないのですが、売るタイミングをいちいち考えたくないという人も多いでしょう。
その場合、VTやVOOなどのETFを若いうちからコツコツ積み立てておけば、20年〜30年後には分配金も相当な金額に育っている可能性が高く、定期的に勝手に振り込まれますから楽ですね。
まとめ
VT、VTI、VOOなどのETFは、分配金利回りこそ高くありませんが、増配率は高く、安定しています。
若いうちからコツコツ積み立てておけば、20年〜30年後には分配金の成長も楽しめますね。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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