オルカンやS&P500などインデックス投資における「一括投資」と「分割投資」問題。円安・株高局面ではドルコスト平均法で安心感を買うのが正解。

内科医

 

おはようございます。

近年の投資環境の改善により、インデックス投資家はeMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドを購入するだけで十分に資産形成ができる時代になりました。

一方で、限りある手持ち資金を「一括」で投資すべきなのか、「分割」で投資すべきなのかについては未だに悩まれる方が多いと思います。

 

 

短期的な相場の変動は誰にも読めませんので、確実な正解はないのですが、

・それなりに投資経験があってリスク慣れしており、投資効率優先の方は「一括」

・初心者でリスク慣れしておらず、暴落耐性の低い方は「分割」

がよいと思います。

 

オルカンやS&P500などインデックス投資における「一括投資」と「分割投資」問題。円安・株高局面ではドルコスト平均法で安心感を買うのが正解。

 

インデックス投資における一括投資 vs. 分割投資

インデックス投資を始める時に、どの商品を選べばよいかという問題は昔と比べるとだいぶ簡単になっていて、

・全世界株ならeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

・米国株ならeMAXIS Slim米国株式(S&P500)

・先進国株ならeMAXIS Slim先進国株式インデックス(ニッセイ、たわらもOK)

でよいでしょう。

 

一方で、自分の手持ち資金をどういったペースでこれらのインデックスファンドに投資していくかというのは各個人のリスク許容度によるところが大きく、一定の正解はありません。

初心者の方がよく迷うのは、「一括投資」すべきなのか「分割投資」でいくのかという点だと思います。

 

リスク耐性があり、投資効率優先の方は一括投資がよい

これまでに個別株投資などの経験がそれなりにあり、リスク耐性がある方であれば、金融理論上は「一括投資」の方が効率がよいです。

オルカンやS&P500は長期でプラスリターンが期待できる投資対象なので、そういった資産を買うならできるだけ早く・大きく買った方が効率がよいという考え方ですね。

 

一方で、オルカンやS&P500などのインデックスファンドであっても、市場暴落の影響はモロに受けます。

どーんと一括投資した直後に株価が10%〜20%調整という事態は普通に起こり得るのです。

 

拙著『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書1年生』から引用

 

投資経験があってリスク慣れしている方はよいですが、一括投資だと動く金額も大きくなります。

初心者の方だと株価調整局面で右往左往してしまい、損切りしてそのまま退場してしまうリスクもあるため、注意しましょう。

 

円安・株高局面で投資をスタートする方はドルコスト平均法で安心感を買おう

特に、今のような「円安・株高」では、初めて外国株投資にチャレンジする方には一括投資する勇気が持てないという方も多いでしょう。

その場合、毎月積立によるドルコスト平均法がよいと思います(下図参照)。

 

拙著『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書1年生』から引用

 

ドルコスト平均法は投資効率を考えると最善の策ではありません。

しかし、毎月定額ずつ積立投資を続けていく中で投資信託の値動きに慣れ、リスク耐性が徐々に上がっていくことが期待されます。

初心者の方が初めから大金を運用するのは想像以上に難しいため、ドルコスト平均法によって「安心感」を買うのは上策でしょう。

 

上記の理由から、私はブログで初心者の方には「ドルコスト平均法による定額積立」をおすすめしています。

 

まとめ

インデックス投資で「一括投資」と「分割投資」どちらを選ぶべきかについて考察しました。

金融理論的には一括投資の方が有利ですが、ドルコスト平均法によって安心感を買い、その間に投資慣れしていくというメリットも忘れてはいけません。

 

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日経平均は過去13年間で劇的に回復しましたが、同時に円安も急速に進行しており、ドル建てリターンで見るとS&P500に遠く及びません。

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ポートフォリオのコア資産は「NISA x インデックスファンド」で固めることをオススメします。

個別株などはお楽しみの範囲内で。

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オルカンやS&P500などのインデックスファンドでも、株価が20%〜30%調整する可能性は十分にあります。

狼狽売りを避けるためにも、最低限の投資の勉強は必要でしょう。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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