30年ぶりに、従姉の○○ちゃんから電話があった。
親父の兄貴、元歯科医の伯父さんのことの相談だった。
認知症があって誤嚥性肺炎を繰り返し入院中とのこと。
「お家に帰ろう」や「在宅看取り」を一番優先に願う家族。
その気持ちとは裏腹に病院の先生は確定診断を優先する。
どうしていいかわからず右往左往する従姉弟や伯母さん達。
そう言えば、週初め、こんなこともあったなあ。
ここからは、備忘録としてこっそり書いておこう。
アカン事書くのであまり読むことをお勧めしない。
肺癌終末期、それでも藁にも縋る思いで最先端の化学療法に命懸け。
5年以上も大学病院に通い続け、大学病院で最期まで治療を夢見るものの、
深夜時間に急変し、伝えられてた通り大学病院に連絡し受け入れを懇願するも、
救急車に乗車した時に、大学病院受診を断られる。通い続けた大学病院だったのに、、、
救急車内で、やっと自身の寿命を知り、初見の近所の病院に運ばれ死を悟っていく。。。
25年前の乳がん治験中の40歳の女性患者を思い出す。。。。
大学病院の乳がん専門医を慕い、大学病院に通い続けるも、
急変時、主治医に会えることなく当直時間に旅立たれたその後に、
専門医主治医にそのことを伝えるも、名前さえも憶えられていない、
そんな現実を目の当たりにしたのは、もう25年前のこと。。。
患者の命は、医者の玩具ではない。
そんな当たり前のことを学ぶために、
医療界は、25年前に舵を切った。
ヒポクラテスの誓いを当たり前に。
新医師臨床研修制度はその基本を教えるはず。
そんな当たり前のことさえもこの25年間変えられない。
25年前に新医師臨床研修医制度スタートのきっかけになった、
僕らの同級生の森君の死は、それを願っていたはずなのに。
今日は、こんな事をブログに、あまり、、
書くことではないのかもしれないが、、、
患者さん達に、ちゃんと立ち止まって、
自分自身の人生を大切にして頂きたくて、
僕が研修医時代から切望している想いを書いた。
どうかお許しを。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
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