Just Follow Your Intellectual Curiosity

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みなさま
おはようございます
２代目ガンちゃん先生です

広島での講演もうまくいきました

テーマは、
肝臓がんの薬物療法の中核の一つである
レンバチニブは、
いま、どのような位置付けで使われるべきか
どうすれば、最もよい使い方になるのか

についてです

一つ一つの薬剤のことについて
深く知り、理解し、
患者さま方のためにベストな工夫を見つけていく

こういう作業が非常に重要になります

あと、
私が所属する研究室での
私の送別会がありました

先端がん治療研究センター　肝癌部門という
長い名前の研究室なのですが、

私が医師4年目で大学院生になってから、
ずっと所属しているグループです

基礎研究というのは、
細胞や実験用のマウス、ラットなどを使って
（※ほかにもたくさん方法はありますが・・・）

身体や病気に関する“なぜ？？”を明らかにする作業です

実際に、病気に向かっていると
“なぜ？？”に出くわすことがあります

そういう時に、基礎研究を行い、そのなぜが明らかにするのです

明らかになったときの喜びはとても大きいものです

一方で、なぜが明らかにできない事も多々ありますし、
明らかにする行程も、地道でとても苦しいものです

また、医者が基礎研究をする場合には、
いろいろな面倒があります

研究をしたい人は、基礎研究だけできれば気楽なのですが、
多くの場合、患者さまを外来、入院など診療をしながら、
その合間に基礎研究を行うことが多いです

また、大学で研究となると、
基本的には、安月給で
外の病院にバイトしながら、
生計を立てることがほとんどです

これは、大学はなんとかすべきだと思いますけどね

それでも基礎研究を続けるのは、

さっきほど述べた“なぜ”を明らかにする楽しさ

言い換えると、“知的好奇心”に突き動かされる
そんな感じなのです

神さまが人間を作ったとして、
人間や病気の設計図があるとします

その設計図の一ページをめくらせてもらう

そんな作業、発見が基礎研究なのです

と言いましても、
そんな人や病気の設計図の一ページをめくって、
新しい発見をするようなすごい研究はなかなかできませんし、
誰もができる研究ではありませんけどね

送別会で、
一緒に基礎研究をしてきた仲間に、
一つのプレゼントをしました

他愛のないボールペンですが
“Just Follow your Intellectual Curiosity!”と掘ってもらったポールペンです

これは、“ただただ自分の知的好奇心が赴くままに”という意味です

先ほど述べましたが、大学で基礎研究を行うことは
なかなか大変なのです
その中でも、この知的好奇心に突き動かされて、ワクワクしながら、活き活きしながら
進んでほしい
というか、自分に対しても、これからも活き活きしながら突き進んでいこうという
そういう気持ちを込めました

大学を離れると、
基礎研究が行いづらくなるのが、
私としては残念に思ってます

やろうと思えば、やれるのですが・・
うーん、、また、ゆっくり考えていこうと思います

何にしても、
3月から4月へ
私の人生の節目の一つだなぁと思います

節目があろうとも、
私の信念は変わりません

“がん患者さまにとって、ベストな医療を提供する
高い技術をもって、最高のがんカテーテル治療を提供しながらも、
患者さまの心の串を抜く医療を行う”

気持ちを新たに、
寂しさは乗り越えて（笑
また、ガンばりますか

　　　　　　　　　
　
肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記