「尿でがん検査」――
テレビCMで見かけることが多くなった
「尿で簡単にがんかどうかがわかるなんて
なんて便利なのだろう...」
と、単純に思う
つらい胃がん検診や
恥ずかしい子宮頸がん検診
痛いマンモグラフィを受けずに済むのだ
私も
「早く実用化にならないかな」
そう思っていた
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が、蓋を開けてみると、
そう簡単にはいかない
まず、検査キットが高額
最初の段階では
もっと安く検査ができると
謳っていたような記憶があるが...
それに、【国が推奨するがん検診】とは違い、
「がんの疑いがある」という結果が出ても
その後の検査や治療法が確立していないらしい
たとえば、病院で詳しい検査を受けても
なにも出てこないため対処できず、
ただ「尿検査で陽性が出た」という結果を抱え
不安な日々を送ることにもなり兼ねないという
【国が推奨する5つのがん検診】
○肺がん検診
40歳以上:毎年:胸部X線検査
○胃がん検診
50歳以上:2年に1回
胃内視鏡検査もしくは胃X線検査
○大腸がん検診
40歳以上:毎年:便潜血検査
○乳がん検診(女性のみ)
40歳以上:2年に1回
マンモグラフィ検査
○子宮頸がん検診(女性のみ)
20歳以上:2年に1回
※“乳がん検診”に至っては、
若年化が進んでいることで、
「もっと早い年齢から...」
との声が上がっている
『早期発見』のためには現時点では
やはりそれぞれのがん検診を
受けるのが一番なのだろう
これがけっこう大変なのだが...
ちなみに、
“万能”と思われている“PET検査”
「これさえ受けけていれば、
がんを見つけられる」
と、思っているひとも多い
が、これだけでは、
早期のがんを見つけるには限界がある
そしてこの“PET検査”も、
国が推奨している“がん検診”ではないため、
(がん発見の精度やがんで亡くなるひとを
どれくらい減らせるかのデータが
まだ十分ではない)
費用は実費となる
さらに、ちなみに...
“がん検診”は、
自覚症状がないひとが受けるもの
自覚症状があるひとは、
医療機関で検査を受ける必要がある
(この場合、“自覚症状がある”ため、
検査は保険適用となる)
さらに...
健康診断、“健診”では
がんはみつけられない
(そもそも健診は、
生活習慣病などを発見・予防するもの)
たまに数種類の“腫瘍マーカー検査”が
オプションで受けられる場合があるが、
(数種類受けるとかなり高額になる)
これもほぼ無意味
これで
がん検診を受けた気持ちになるのは
危険である
今のところ、
ひとつひとつのがん検診を受けるのが、
『早期発見』につながる
つらいし、身体に負担もかかるし、
面倒だし
だから
誰もが簡単に済ませたいと思う
その結果、
“国が推奨していない検査”を受け、
正しい診断を受けられず、
悲しいことにならないことを願いたいものだ
がん患者が望むのは、
○がんの完治
(再発をしない、
再発しても治る)
○副作用のない治療
○つらい思い・痛い思いを
しなくて済む検査
(検査費用が安ければなおよい)
そしてそこに、
○確実にがんを発見できる検査機器の発展
(数ミリ程度の小さい腫瘍も)
○つらくないがん検診
○身体に負担のないがん検診
○時間のかからないがん検診
○できれば1度で全身の検査ができる検診
そんな夢のような『がん検診』が加わると、
がんで悲しむひとは
もっと少なくなるような気がする
もちろん、“誤診”など
あってはならない
(誤診された私が強く思うこと)
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Source: りかこの乳がん体験記
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