「がんは治る病になってきた」という現実についていかない「死ぬかもしれない」という患者の思い ~『第183回 がんサロン』~

その他

雨だ...

気温は6.5℃

平年の半分しかない

きのうは16.2℃もあったのに

しかも外はかなり強い風が吹いている――

そんな今日は『がんサロン』

飛ばされそうな傘の柄を握りしめ、
春物の薄手のコートに身をすぼめて
風に逆らって歩くのは
けっこう体力が要るものだ

幸い、鎮痛薬を塗ったお蔭で
股関節の痛みは小さい

が、こうして歩くと
歩き方が変わったことを実感する

これからどんどん
歩けなくなっていくのだな...

股関節壊しの坂
(旧:心臓破りの坂)を上りきると
いつもの公園が見えてくる

2025/04/16 がんサロン ①

先月は雪が積もって入れなかった公園

    先月の公園 ⇩

2025/04/16 先月のがんサロン

2025/04/16 がんサロン ②

ようやく春めいてきた

2025/04/16 がんサロン ③

草はところどころ、
緑色になっている

晴れていたら
最高に気持ちがよかっただろうな...

この天候のせいか、
今日は参加者が少なかった

2025/04/16 がんサロン ④

が、その分、濃密な話ができた

そして改めて、
このサロンの意義を考えさせられた

それは、
「今や、がんは治る病」と言われていても、
「がんです」と告知を受けると
やはりその衝撃は大きいこと

「いつまで生きられるのだろう」
「私、死ぬの?」

そう思うのも、
昔も今も変わらない患者の感情だ

治療の副作用も
再発の不安も、
今も昔も同じ

仕事のこと、
家族のこと、
お金のこと...

がん治療は本当に不安が尽きない

治る病気なら、
『がんサロン』なんて要らないはず

が、未だに必要とされている患者会

そこにはきっと意味がある

新しくがんになったひとの不安に寄り添い、
がんの先輩たちが自らの経験を語る

うつむいていたひとたちは
やがて笑顔を取り戻し、
また新しくがんになったひとたちに寄り添い...

そうしてつながってゆく『がんサロン』

理想は、『がんサロン』がなくなること

がんが本当に治る病になったとき、
その理想が現実になるのかもしれない

そんな時代が、
いつか来るのだろうか...

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Source: りかこの乳がん体験記

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