おはようございます。
暴落がやってくると、個別株の一部に「明らかに下がりすぎじゃない?」と思われるものが登場します。
「この株に今投資したらチャンスなのでは?」と考えがちですが、私たち初心者が思いつくアイデアは、投資のプロたちが何巡も先に思いついているはずです。
暴落がやってくると、割安になっている優良株に投資したくなる。
でも、投資した後の株価が自分の思い通りに動くかは別問題。自信がなければ、安くなったインデックス(指数)を拾っておくだけで十分だと思う。
— ちゅり男@インデックス投資・オルカン・米国株🇺🇸 (@churio777) April 7, 2025
第一線でプロたちがしのぎを削る投資の世界において、素人にいきなり「私だけ思いついた斬新なアイデア」が降ってくることはありません。
もちろん、その銘柄に投資する明確な理由やストーリーがあれば投資してもOKですが、世の中の大半の方は暴落時も安くなった指数(オルカンやS&P500)を買い足しするのがよいでしょう。
暴落時こそ個別株に投資すべき?普通の人はオルカンやS&P500などの指数(インデックス)で十分です。
長期保有を前提に、元々狙っていた個別株があれば購入OK
普段インデックス投資メインで実践している人が、暴落が来たからといっていきなり思いつきで個別株を買うのはおすすめしません。
投資の世界は常にリスクがあり、不確実性を伴うものです。
自分の大事なお金を投資するわけですから、慎重に慎重を重ねるくらいでちょうどよいのです。
世の中にはさまざまな投資法がありますが、その中で自分と相性の良い方法を見つけて長く続けることが何より重要です。
個別株はインデックス(指数)と異なり、銘柄分析や業界の動向などさまざまな要素に気を配る必要があります。
もちろん、チャンスがあればぜひ投資したいという銘柄が以前から決まっていて、これまでは株価が高値圏にあり手が出なかったという場合は投資してみてもOKです。
ただし、その場合もその株を自分が長期保有したいと考える明確な理由が欲しいですね。
「株価が下がったから」という理由だけで思いつきで買うのはNG
個別株に投資する場合、なぜその株を今買うのかという根拠が明確になっていないと、しばらく保有した後にすぐ手放してしまうことが多いです。
特に、株を買った後に自分の予想に反して株価が下がり続けた場合ほど、自分がその株を保有する根拠となる「ストーリー」が重要になります。
暴落が来て「普段より株価が下がったから」という理由だけで、慣れない個別株に投資するのは厳禁です。
個別株の場合、「ここが株価の底かな」と思ったタイミングから、さらに一段、二段と株価が下がり続けることはよくあるからです。
自分が買おうとしている銘柄の強みは何か、将来性はあるのか、10年〜20年後の成長が思い描けるかといった要素が重要になります。
世の中の99%の人は安くなった指数(S&P500、オルカン)を買うだけでOK
上で解説したように、個別株はインデックス投資と異なり、その銘柄を保有する明確な理由やストーリーが必要です。
これらを考える手間や時間を割きたくないという方や、大外れのリスクを避けて堅実に運用したいという方はインデックス投資で十分でしょう。
SNSやYoutubeなどを見ていると、「株が趣味」という人は数多く存在しますが、実際の世の中ではそういった人はごく少数派です。
世の中の99%の「普通の人」にとっては、暴落時も米国株や全世界株などの値下がりした指数を拾うだけで十分でしょう。
指数の場合、個別株と異なり、買ったタイミングよりさらに一段、二段下がったとしても、ずっと保有していればいつかは回復が期待できる安心感があります。
また、「米国市場や全世界市場が10年〜20年という長期では成長するはず」という簡単なシナリオが信じられれば投資できるので、より万人向けです。
まとめ
暴落時には「こんなに安くていいの?」と思われる個別株が登場しますが、「株価が下がったから」という理由だけで飛びつくのは危険です。
個別株投資をする場合、なぜその銘柄を今このタイミングで買うのか、将来性はどうかなどの明確な理由づけが欲しいですね。
【世界一やさしいお金の教科書 新発売です。応援よろしくお願いします!】
2冊目の単行本『世界一やさしいお金の教科書 1年生』を出版しました。
これまでに私が読んだ数十冊以上のマネー本の中から、これだけは絶対に知っておくべきという知識だけ厳選し、この1冊にまとめました!
前作と異なり、お金の心理学や節約術、保険、節税、副業など、投資以外の情報も満載です。
この本でお金の基礎・基本を固めていただき、豊かな人生を送っていただくお手伝いができれば嬉しいです。
【関連記事のご紹介】
4/15に発売した『世界一やさしいお金の教科書 1年生』の概要です。
ドルコスト平均法による毎月積立を基本としながら、暴落時にVIX 30以上を目安にスポット購入する方法は再現性が高いです。
暴落時にやるべきことはリスク許容度の見直しとリバランスです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント