診療所

玄関に立杭焼のおっきな壺が置いてある。おじいさんコレいつ焼いたんですか？週3透析の認知症の80代のおばあさん。この話をするといつもすごく嬉しそうにしてお顔の色が一気に明るくなる。ワタシがなア、ここに23で嫁入りした時、もう玄関に飾ってあった...

そこには、2人の大切な歴史がある。ご夫婦が歩んできた歴史がある。そして、そこにある暮らしは、その歴史の上にあるってこと覚えておこう。僕らは、そのほんの一瞬に、関わることを許されただけ。いつだって、その歴史にリスペクトを忘れてはいけない。この...

祖母の写真が、祖母の残してくれた家に飾ってある。僕を抱っこする母の横で、僕を見つめる祖母はすごく素敵な笑顔だ。その祖母とのザイタクが、今の僕のザイタクの原点となった。どの方にも、大切な方がいる。人生の最終段階になる時、大切な方との物語は何よ...

ザイタク医療を新しい視点で見直し、新しいステージを目指す。ザイタク医療をより暮らしの中に浸透し、より文化として成熟させるには、医者バカにならないように、多方面（他方面 network）からの助言を大切にしっかり取り入れようと、多分野を勉強中...

土曜日、日曜日は、いつも必死にタナカ自身のリカバリーに充てている。24時間365日の在宅医療に応じるため、リカバリーはとっても大切なこと。実際の話し、24時間365日なんて、ホント無茶な話だよな。。。。。。という風に思うかもだが、そうでもな...

最期を迎える場所を病院って決めたら、その後は、お家にはもう戻れないって。だから、覚悟を持って、在宅やってみようと、、、そんな風に思って帰ってきました。一晩やってみて、やっぱり、介護って大変で、、、お父さんには悪いんですけど、、、もうお家はあ...

11年前の今日と同じ3月11日。東日本大震災があった。このブログを書いている時、震度３の揺れが三田市であった。この程度でも、体は敏感だ。ビクっとなって阪神大震災の記憶が蘇る。東北の大地震はそれを遥かに超えていた。あの日の地震は、震度６とか７...

3人で、どんぐりの名前の付いた公園を歩いた。歩き終わって、彼の2階の部屋で診察だ。彼は徐ろにこう切りだした。なあ、先生や、、、今から、3人でクイズしよっか、、、？ワシな、、いつ頃やと思う？少し痩せたお顔でニヤッとして話された。ワシはあと20...

先生、ここに座ってまあワシの話を聞きなさい。ビニールハウスの彼の特等席のとなりに、ビール瓶のケースをひっくり返した椅子がある。その椅子に腰掛けると、彼は話を始めた。先生あんな、戦争はな、やっぱり始めちゃあアカンのや。終わりが来（こ）おへんよ...

今日は、あんまり書くことがなくって、こんな写真は、いかがでしょう？！今日は、この曲がぴったりです。良かったら聴いてください。よろしくおねがいします毎日読んでいただき感謝申し上げます。良かったら、クリックもよろしくお願いします。にほんブログ村...

息子が運転免許を取得した。ここから、いよいよ、初めての一人自動車運転となるわけだが、どのタイミングで独り立ち運転させるのか、父親としては不安がつきまとう。どの父親も、どの子供も、そして、どんな仕事も、初心者マークで始まるわけだが、独り立ちす...

路地裏ノルキン部には、1月17日有馬富士公園で創部した日、とともに、実は、大切な記念日がもう一つある。そう、それは今日3月6日だ。あの日、前田キャップと思い立ち、和歌山の片男波海水浴場で、路地裏ノルキン部として初めて、講習会を開いたのが3月...

目の前のニーズと、実際すべきことが、随分と乖離してしまっている今日このごろ。このままでは、ザイタク医療はなくなってしまう、、、たぶん、オレ流がアカンのやと今更ながらに、思いを巡らし今日も、訪問の車を走らしている。それにしてもスムーズだ。急な...