乳がん ~2つの疑問~

乳がん歴は、そこそこ長い

これだけ長いと、
がんに関しての知識もそこそこついてくる

が、未だに納得のいかないことがある

それは、

  ○再発は、
   早くに見つけて治療をしても、
   自覚症状が出てから治療をしても、
   治療成績は同じ

  ○非浸潤がんが浸潤がんになるわけじゃない

この2つだ

残念ながら、
“再発(遠隔転移)”は、完治は望めない

が、
少しでも早くに見つけて治療をした方が、
長く生きられるような気がするのは、素人考えか...

いや、「そうであってほしい」と思う

それでも日本では、再発がないか、
定期的に画像検査をする

私はアメリカのように、
画像検査をしないのは怖い

不安だ

やはり再発は、早くに見つけたい

自覚症状が出てからなんて、
どれほど身体の中にがんが広がっているか...

と、考えてしまう

私ががん告知を受けたとき、
乳がんに関しての書籍を何冊か読んだ

その中に、

「非浸潤がんはそのうち乳管を突き破り、
 周囲の組織へ浸潤してゆく」

そんなことが書かれていたような記憶がある

  私の記憶違いかもしれないが...

“非浸潤がん”は“早期”で、
やがて進行し、“浸潤がん”となる

と、理解していた

が、私の当時の主治医は、

「非浸潤がんが浸潤がんになるわけじゃないよ」

そう言った

にわかには信じられなかった

いや、今でも半信半疑だ

が、実際に、
私の左乳房にあった3つのしこりのうちの1つは、
3cmの大きさがあった

しかも5年放置した年代もの

  その9年も前からがんができていたと考えると、
  かなり長い間、
  乳房の中でがんを飼っていたことになる

   ※“腫瘍が1cmになるまでは8~9年かかる”と
    言われている

    その後は、
    細胞が倍、倍に増えていくことから
    一気に腫瘍は大きくなってゆく

転移がなかったのは、
やはり、“非浸潤性乳管がん”だったからなのか...

が、
細い乳管の中に、
3cmもの大きさの腫瘍が
留まっていることなど可能なのだろうか...

実際に、
“非浸潤がん”が“浸潤がん”になってゆくのか
実験をするわけにもいかない

「“非浸潤がん”は、未だ解明されていない」

そう言われているのも、
そういうことなのだろうか...

今から数十年前

“乳がん”と言えば、
胸筋ごと切除する“ハルステッド”が主流だった

が、

「大きく切除してもしなくても、生存率は同じ」

ということで、胸筋を残しての全摘、
さらには温存までできるようになった

この恩恵を受けられたのは、
まさに、“過去のデータ”のお陰である

あの当時、ハルステッド手術をした人たちは、
さぞかし、リハビリが大変だっただろう

腋窩リンパ節郭清でも、
これほどの思いをするのだ

これも、医療の進歩だ...

  そして私たちが受けてきた手術・治療が
  今後の医療の発展に
  きっと役立っていくのだろう

   1日1回、応援のクリックお願いします
       日々の励みになります
    両方押していただけると嬉しいです
       ↓         ↓
   にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
  人気ブログランキング   にほんブログ村

 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から


Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました