どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
まずはこちらのツイートをご覧ください↓
歩行不安定で小柄な方への歩行中のあいさつ
あいさつした人の顔を見ようと見上げてしまうためふらつかれることがありました🚶💦
介護現場ではあいさつにも配慮が必要#介護にまつわる小さな引き出し
— ヨウ-P (@s_y_prince) 2020年2月25日
人と接するときは「あいさつ」は基本ですよね!
介護現場においても「あいさつ」は基本なわけですが、その「あいさつ」で事故が起きてしまうなんて最悪ですよね…。
このツイートを通して伝えたいことは、「目線を合わせたコミュニケーション」の重要性です。
「目線を合わせたコミュニケーション」は基本でありながら、なかなか徹底できない介護現場。
「目線を合わせたコミュニケーション」についてどう取り組むべきか??
現実的な方法をお伝えします!
多くの利用者は「あいさつ」のときに見上げている!?
まずは、冒頭ツイートの状況を簡単に説明します。
私が横で見守っていた利用者Bさんは、4点杖を使用して足元を確認しながらゆっくりと歩かれていました。
玄関近くまで来たときに、そこにいた職員さんがBさんに「あいさつ」したのです。
Bさん!
気を付けて帰ってくださいね!
Bさんの真正面から職員が声をかけ、Bさんはゆっくりとその職員さんのほうを見ます。
小柄なBさんは少し見上げる必要があり、後方によろけてしまったのです。
私はこの場面に遭遇し、ヒヤリハットを残しました。
もしかしたら職員さんによってはあまり意識せずスルーされてしまう場面かもしれませんが、立派なヒヤリハットですし、ちゃんと対策を考えるべきヒヤリハットなのです。
利用者さんが「あいさつ」のときに見上げるということはよく起こることだと思いませんか?
利用者さんが足元を見ながら歩かれることって結構ありますよね?
前を見ずに歩いている利用者さんが誰かに呼ばれて見上げるということは、介護現場では十分に起こりえることです。
利用者さんは職員より小柄な方のほうが多いですし、背骨も曲がって小さくなっておられる方も多いですよね??
一方で職員のほうは背の高い方が増えていて、利用者さんは結構見上げなきゃいけない場面があるわけです。
その職員さん…あいさつすんの近すぎたんじゃないの??
確かに遠くからあいさつしていれば、それほど見上げる必要もないんですが、この利用者さんは難聴だったんです。
利用者さんは難聴の方も多いから、結構近くじゃないと聞き取れないことは多いんです。
どうしても近い距離でのあいさつになってしまうわけですね。
とはいえ、真正面から「あいさつ」をしたこの職員さんは概ね正解なんですよね…。
だって、真正面でないと余計に危ないわけですから…。
「あいさつ」は明るく元気に…は命取り…??
こちらのツイートをご覧ください↓
歩行不安定な認知症の方がどこかに行こうとされたとき
背後から声をかけると振り向き様にふらついてしまうことがある背後から追いかけて🚶🚶♀️
いったんすーっと通りすぎて🚶♀️🚶
さりげなく振り向いて
本人の正面から声をかけます#介護にまつわる小さな引き出し— ヨウ-P (@s_y_prince) 2020年6月20日
認知症の利用者がウロウロしはじめたとき、呼び止めたいがために、ついつい後方から大きな声をかけてしまうことってありませんか?
後方だけでなく、横からでもちょっと怖いですよね…。
体の方向を変える動作はバランスを崩しやすいものです。
もしかしたら「あいさつ」でこれをやってしまっている職員さんもいるのではないでしょうか??
危ないですよね…(-_-;)
「明るく元気にあいさつしよう!」みたいな標語を掲げている施設もあるかもしれませんが、職員に元気を求めていると、こんな落とし穴があるかもしれませんよ…。
介護現場での基本は、明るく元気である以上に「目線を合わせたコミュニケーション」なのです!
目線を合わせるコミュニケーションは難しい!?欲張らずに取り組むべし!
というわけで、当たり前のことなんですが、利用者さんとのコミュニケーションは目線を合わせましょうねってことが言いたいわけです。
ですが、実際の介護場面では、そこまで気にしなくても大丈夫な場面のほうが多いんですよね…。
目線を合わせなくても大丈夫っていう感覚が当たり前になっていると、冒頭ツイートのように、目線を合わせる必要がある場面で、たまたま目線を合わせずに「あいさつ」したがために転倒事故…なんてこともあるわけです。
何度も言いますが、介護の仕事においては、利用者さんと目線を合わせてコミュニケーションをするということは基本中の基本です。
目線を合わせるだけで自分に合わせようとしてくれているんだという安心感が生まれるんですよね!
ですが、介護現場の実情は、「目線を合わせたコミュニケーション」が徹底できていることなんてないわけです。
どれだけちゃんとした職員さんでも「100%目線を合わせてコミュニケーションしています!」という方はいないと思います。
100%が無理なら最低限目線を合わすべき場面を絞ってみてはどうでしょうか?
すべては無理だと思うので「あいさつ」だけでも目線を合わせることにしてみませんか?
歩いておられるときだけでも目線を合わせて声かけしてみませんか?
これなら徹底できると思うんです!
というわけで、「目線を合わせたコミュニケーション」について欲張らない取り組み方はコレ↓
まずはコレだけは絶対に目線を合わせてコミュニケーションだ!
- あいさつ
- 利用者さんが歩いているときの声かけ
これで、信頼関係構築と転倒防止は間違いないんじゃないでしょうか!
目的もハッキリしてますし、これなら取り組みやすい!
さぁ、今すぐ実践してみよう!
まとめ
介護の仕事をするなかで「目線を合わせたコミュニケーション」というのは当たり前のように求められてきましたが、当たり前のようになかなかできませんでした(-_-;)
私自身、内心100%そうしなくてもいいと思っていましたし、そう思っている方のほうが多いと思います。
そんなのTPOに合わせてできればいいんじゃないの!?
結局はそういうことだと思うのですが、そんなあいまいな回答では納得できない方もおられることでしょう。
そうした介護現場の実情に合わせて、信頼関係構築と転倒防止の目的に絞って「目線を合わせたコミュニケーション」に取り組むことを提案させていただきました!
まずはこの二つの目的で取り組み続けていれば、ほかの場面でも「目線を合わせたコミュニケーション」を意識できるようになっていくはずです!
では、ついでにコミュニケーションに関連するこちらの記事も覗いていってください↓
Source: すべての道は介護に通ず【暮らしかるモダンなブログ】
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