岩手県 盛岡八幡宮③ 天神社【“集中”の果てに見えるもの】

お守りの授与所には、学業・受験合格にちなんだものが多い印象です。なおかつ境内社としては、“健康神社”の横に、「天神社」が祀られております。

小さなお社ですが、合格祈願の絵馬が所狭しと奉納されている屋根付きの参道「通りゃんせ」は、試験を通る（＝合格する）ために、文字通り“くぐりぬけて”お参りするので、ゲン担ぎとして、受験生にはとくに嬉しいことでしょう。

天神社、あるいは天満宮も、わたくしがよくお参りする神社の一つです。一つの目標を叶えようと日々努力をされていらっしゃる学生さん、あるいは社会人の方々は、もうそれだけで尊いと感じます。わたくしも陰ながら心よりエールを送ります。

Rinokia

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「本当に時間（が経つの）を忘れるほどに、自らの“意気”（やる気）を注げるものこそを大切にしなさい。

無論、いかなる道とてけして平坦ではなかろう。意図せず障り（支障・困難）は絶えず現れ、もはや険（けわ）しき山道を登っているとも見紛（まが）うやもしれぬ。

しかしながら、地道に、目前の“一歩”に最たる気を向け（＝集中し）、一つ、また一つとその歩みを積み重ねしとき、やがては、そなたは驚きとともに気づくことになるーーー

“あぁ、自分はいつの間にかこれほど登りつめたのか”と。

それは、自らの足で登り進めてきたがゆえの新鮮な発見と、深い感慨 ーーー

学業に限らず、この世においては究められるものは、各人に必ずや在る。