がんの色と、乳がんの疑念。

がんにはそれぞれ、“色”があるらしい

“がん”と言うからには、なんとなく赤黒い、
おどろおどろしい色をイメージしていた

が、たとえば、乳がんは、“白”

母の甲状腺がんも、
摘出した甲状腺の中に
白い腫瘍のようなものがいくつもあった

ほかにも“白いがん”は、
食道がん、胃がん、大腸がんに見られるらしい

白くなるのは、“コラーゲン繊維”という物質のため

この“コラーゲン繊維”は、
がんが増殖するのに必要な分厚い繊維で、
がんと一緒に増えながら
周囲の血液の色までも覆い隠してしまうほど

そのため、組織全体が白っぽく見えるらしいのだ

  そういえば、以前、

  『“コラーゲン繊維”ができないような
   薬の開発の研究が進められている』

  と、聞いたことがあるが、
  どうなっているのだろう...

肝臓がんは、“緑”

これは、
血中の赤血球が古くなって分解されてできた、
“ビリルビン”という色素が影響しているようだ

腎がんは、“黄色”

がん細胞自体が脂肪分を持っているため、
鮮やかな黄色をしているのだそう

血管や筋肉などにできる“肉腫”は、
字の如く、
生肉のような赤っぽい色をしているらしい

“黒色腫”は、
メラニン色素が関係しているので、“黒”

昨日のブログ――

切除(外科的生検)をしたとき、医師がその場で、
切り取った腫瘍を見せてくれた

その腫瘍は白かった

きっと医師は、私の胸を開いたとき、
一瞬にして、“がん”だとわかっていただろう

4年8か月前、視触診だけで...

“年齢が若い”というだけで...

しこりがコロコロとよく動いている*”というだけで...

  ※“良性腫瘍”はコロコロ動き、
    “がん”はベタっと貼りついて動かない

    ...という定説がある

それだけで簡単に、
『乳腺線維腺腫』だと診断した医師

  “それだけで”...というよりは、
  3つも条件が揃っていれば、
  その診断も仕方のないことなのか...

切除を終え、自宅に戻った私は、
その夜、
乳房にしこりが半分残されていることに気づく

これが、“乳がんへの疑念”のはじまりだった

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Source: りかこの乳がん体験記

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