勉強と研究の違い

内科医
bennkyo.jpg

勉強ねぇ…。

勉強嫌いで精神不安定を起こす患者さんも多い様です。
これは勉強が点数にしか反映されないからだよな。

その先を意識しなくては勉強は続きません。
東京の大学に受かり…実際に何をしたいか?という目標です。
点数を取るためだけの勉強は長続きしませんよね。
試験点数を取る技術に関しては天性があるため
一回で覚えられる人と数回で覚えられる人の差が出ますよね。
こんなこともあり、受験に受かるための勉強はつまらないに他なりません。
知りたいことがあることで勉強するのとは違うからなぁ。。。

単なる自分の場合ですが…
浪人時代は毎日12~14時間は勉強していたなぁ。
それは「好きな女の子がいた」からです。勉強が好きだからではありません。
彼女が薬学部に行くのならば…「自分は医学部に入った方が良いのか?」とか。
そんな単純な理由でした。だから…点数取りの勉強は好きではありません。

実際に医学部を卒業して医師になっても分からないことだらけです。
だから…「病気って何なのかな?」と思って勉強しました。
こうなって来ると勉強というより研究に近いのかも知れません。
この場合も試験点数を上げる勉強ではなく「病気を知りたい」という目的でした。
一つの疑問を解くのに数ヶ月かかることも当たり前にあったなぁ。
期間は15年間というと、小学生が短大を卒業するまで程度に相当するんですね。
結構、長い時間ですが自分には…そんなに長い時間に感じられませんでした。
家族も持っていますが、家内も許してくれたので出来たことだとも思います。
「そんな長い間にどうして?」と言われれば…「病気を知りたかった」から。
加えて「それが自分や患者さんの役にたつののならば!」
そんなことが大きな目標だった様な感じかな。。。

勤務医の時代では仕事から帰るとワンルームの勉強部屋に行き…
自宅に帰るのは10時以降が殆どでした。
家族の病気は…自分が漢方薬を調合して治療していく様な感じでした。

結果、今の自分は臨床医でありながらも研究医としての部分が大きく
どうにか病気を治そうと出来るだけ試行錯誤し治療しようと前に進む長所はあるのかも?
ただ、演技するのが下手くそですよね。そのまんまです。これが短所かな?(^_-)ネッ 

そして、今は1人1人の患者さんに…真っ直ぐ向かっていく姿は変わらない?とは思うよね。
でも今でも研究は好き?で、阪大の研究者の教授先生のメールやり取りをしていると…
その先生の言わんとする背景も含めて良く分かる様に思えてならかったりします。
こんなことから…やっぱ「自分は研究者的なのかな?」とか思ったりしています。
だから、自分の医院は医学研究者が医院をしているという姿なのかもね???(笑)


Source: 病気って…なぁに?

コメント

タイトルとURLをコピーしました