神の詩 第一章第一節 2

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神の詩 第一章第一節の続きです。

神の詩 第一章第一節 2

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心の中の戦い

人は
顕在意識の中で、
常に心が揺れ動き
小さな戦いを起こしています。

それをたくさんの人で表現すると、
少数の目覚めた人と大多数の無明の人。
少数の神に向かう人と大多数の物質世界にハマった人たち。

それらの人々が意識の中で絶えず争っています。

怒りの感情が高まるような出来事が起こると、
怒り消したい気持ちと怒り出したい気持ちが争います。
困っている人を見かけたら、
助けたい気持ちと素通りして関わらない気持ちが争います。
お腹が空いた時には、
好きなものを食べ放題食べたい気持ちと質素な食事で満足していたい気持ちが争います。
人にひどいことを言われたら、
言い返したい気持ちとそっと静かに離れたい気持ちが争います。

聖典を読んでみたいけれど、
物質世界の出来事の方に自分の興味を追い求めてしまうことはありませんか?

どちらが優先順位になるかで
悟りの道を歩いているのかどうか
人生の本当の目的を忘れていないかどうか
わかります。

外側からのいかなる出来事や刺激でも、
意識の中ではいつでも二つの勢力が争いを続けてしまいます。

これら心の中の争いは、
一つに統一されるまで続きます。

一つに統一されるには、二つの方法があります。

低次の自己に全面的に従って動物以下に落ちていくか、
または
高次の自己に昇華し神聖な人になっていくか
の二方法です。

高次の自己に昇華していく方法は
とても困難な道となりますが、
それが私たちが地上に来た本当の目的です。

アルジュナの属するパーンダヴァ5人兄弟は、
この戦いの前に、
物質的誘惑の罠に嵌った結果、
12年間もの期間を国外追放となり、
森の中での生活を強いられました。
さらにその後1年間の謹慎処分が科せられました。

これは
物質的な波動、欲望や世俗的な出来事の中で
本当に大切なことに気が付いて
世俗から離れて、
さらに
霊的準備に費やしたことを意味しています。

実は
この物質的な誘惑が
人にとって囚われから抜けるチャンスなのです。
これはまたいずれ後述します。

この森の中での謹慎が
食事も心身の働きも浄化する期間になります。

この12年とさらに1年間の5人兄弟の謹慎の意味は、
瞑想でサマーディに入るまでの準備の修練を意味しています。

五人兄弟は、
さまざまな面での象徴が含まれていますが、

瞑想の心の修練からの面だけからみると、
長男ユディティシラは、心の静謐、
次男ビーマは、生命エネルギーのコントロール、
三男アルジュナは、自己統制、無執着、
四男ナクラは、神の法則の順守、
五男サハデーヴァは、悪しき性質に対抗する力
の象徴となっています。

パンダヴァ五人兄弟は、
このほかに
瞑想の実践面では
各チャクラの象徴にもなっており、
また
瞑想のステージ面では
各段階のサマーディの象徴でもあります。

これもまた後述していきます。

まだ第一章第一節の解説は続きます。

君が代から神が代へ 上巻

森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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