思い出という記憶

カウンセラー

久しぶりに母から電話がございました。「pちゃん、ひどい目にあったのよ!」といつもの

 

フレーズで始まりました。なんでも、お寿司屋さんに行ったら「タイに小骨」が2本取り残されて

 

いて、口の中を切ったのだそうです。それが「回るお寿司屋さん」なら仕方がないのでしょうが、

 

「回らないお寿司屋さん」だったので、余計に腹が立ったのだとか。まあ、ケガといっても血も

 

出ないほどだったらマシじゃん・と思うでしょ。

 

でも母は、「一生ウランどるで!」と大激怒。

 

良い子のみなさんは、怒っている時間をもっと有効活用しましょうね。

 

 

 

発達障害の中でも、アスペルガー症候群やサイコパスの方の場合、幼いころの記憶が

 

非常にあいまいな方が多いようです。

 

☆友達が多かったのかは「フツウくらい」。

 

☆お母さんはどんな人かは「フツウの性格」。

 

☆好きな食べ物は「みんなフツウ」。

 

☆勉強は「していたかもしれない」。

 

これじゃ、子供時代があったのかどうかワカラナイでしょ汗

 

 

実際の記憶は、歴史的(自分史的)事実を左脳で思えていて、それに思い出(感情の高ぶり)

 

を右脳側からミックスして構成されます。

 

ところが、これらの方の場合①そもそも「気持ち」が何か分からない②あったことは覚えているが、

 

どう表現すれば良いのかさっぱり分からない・という理由から、脳内の神殿に封印されて

 

しまうことになります。

 

 

症状が強い場合は回復も難しいのですが、ある程度の記憶がある場合には、SSTの進展に

 

伴って、「そういえば、○○という友達がいましたドキドキ」と思い出すことがあります。

 

ただし、それがイジメられた相手だったり、仲良くしていたのに途中からムシされたりした

 

相手だと、せっかく封印した「悲しみ」も思い出となって蘇ります。

 

せっかく封印したのだから、「良い思い出」は蘇らせ、「悪い思い出」はそのままに・そんな

 

都合の良いことはできません。

 

今まで歩いてきた道を変更することは、難しいだけでなく新たな悲しみを背負う場合もあります。

 

その悲しみを一緒に乗り越えたい方は、手遅れにならないうちにお越しください。(なのだそうです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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