つみたてNISAを今すぐ開始すべき2つの理由

内科医

おはようございます。

2018年は久しぶりにボラティリティの高い相場になっており、特に12月の株価急落によって投資歴の浅い方は大半が含み損を抱えているのではないかと思います。

含み損を抱えるのは誰にとっても不愉快なものですが、20年以上後にゴールが設定されているつみたてNISAにおいては何も気にする必要がありません。

むしろ、2018年から開始したつみたてNISAにとって、比較的早い時期に調整局面が訪れたのは良い傾向だと思います。

個人的には、2018年始の制度開始と同時につみたてNISAを開始してよかったと思っていて、本日はその理由を考察します。

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つみたてNISAを今すぐに開始すべき2つの理由

つみたてNISAを開始すべきタイミングは?

つみたてNISAを開始するのにおすすめなタイミングですが、これは「今すぐ」だと思います。

まだつみたてNISAの口座を開設していない人は、後から始めれば始めるほど不利になりますので、2019年から絶対に始めましょう。

さて、つみたてNISAを今すぐに開始すべき理由は2点あります。

1点目は、たまたまこの記事を書いている2018年12月現在、株価が下がり傾向であり、ドルコスト平均法による積立投資を開始するのに向いているからです。

もちろん、株価の底が正確に読めれば最高ですが、株価の底は誰にも分からない以上、どこかのタイミングで思い切って始めるしかありません。

主要な海外ETFを眺めてみますと、VEA(米国以外の先進国)やVWO(新興国)はPERが11〜13倍程度と十分に割安な水準になっています。

ずっと割高であったVTI(米国市場)もPERが16〜17倍程度と明らかな割高感はなくなってきました。

20年以上の長期投資を前提とした場合、今現在のバリュエーションであれば積立投資の開始時期としては十分にありでしょう。

 

つみたてNISAは開始時期が遅れるほどトータルの非課税投資枠が減る

2点目は、つみたてNISAは開始時期が遅れれば遅れるほど利用可能な非課税枠が減ってしまうからです。

つみたてNISAは2018年〜2037年の20年間に渡って、毎年40万円の非課税投資枠を利用可能というものです。

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つみたてNISAの概要 : 金融庁 から引用

つまり、2018年に開始すれば 40万円 x 20= 800万円の非課税枠を利用できますが、仮に2023年に開始した場合には、40万円 x 15 = 600万円しか利用できません。

せっかく国が用意してくれた非課税枠ですから、できるだけ多く活用したいですよね。

若い方で生活防衛資金が確保できている方であれば、深く考えずに早めに開始しておいた方がよいと思います。

 

つみたてNISAでは、初めの数年間悲観的な相場が続くのは全く問題なし

以上のように、

・インデックスファンドの積立投資を開始するのにおすすめできる相場環境になってきたこと

・1年でも早く開始した方が非課税枠をより多く活用できる

この2点の理由から、つみたてNISAは「今すぐ」始めるべきだと思います。

今現在のような悲観的な相場がいつまで続くかは分かりませんが、向こう3年〜5年続いたとしても、つみたてNISAの場合は全く問題ありません。

最悪10年続いたとしても問題ないでしょう(精神衛生上は大変悪いです)。

つみたてNISAのコンセプト上、目標としているゴール地点は20年〜40年後にありますので、初めの数年間の損益を逐一気にすること自体何の意味もないからです。

 

つみたてNISAのポイントは複利に尽きる

つみたてNISAのポイントは、いかに積立期間の早い時期に割安で株を仕入れて、それを複利の力で増やせるかどうかにあります。

よって、初めの10年間の相場が絶好調で、その後の10年間が絶不調よりは、先に不調な期間が来てもらった方がありがたいです。

 

なお、つみたてNISAはボーナス月設定をすれば一括投資をすることも可能ですが、初心者の方は何も考えずに積立設定にしておいた方がよいでしょう。

つみたてNISAのそもそものコンセプトが、「毎月」「毎週」「毎日」積立のいずれかの頻度でドルコスト平均法で積立をして20年後のリターンを狙うというものです。

以下の記事で示した通り、長期投資になればなるほど積立頻度によるリターンの差はなくなってきますので、積立頻度は好みで選べば問題ありません。

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下手なタイミング投資を狙わず、オーソドックスに積み立てていけばよいと思います。

 

まとめ

・2018年現在、インデックスファンドの積立投資を開始するのにおすすめできる相場環境になってきたこと

・1年でも早く開始した方が非課税枠をより多く活用できる(1年遅れる毎に40万円ずつ利用可能枠が減る)

この2点から、つみたてNISAは今すぐに開始すべきだと思います。

 

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こんな記事も書いています。

2018年現在のつみたてNISAのおすすめ商品5つを選びました。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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