伊藤美誠への対策が象徴する中国の本気

第2試合のシングルスは、エースの伊藤と孫穎莎(スンイーシャ)による、2000年生まれの同級生対決。前述の日本に対する「研究」と「準備」において、中国が特に入念に行なってきたのが「伊藤美誠対策」と言えるだろう。

 この2人は女子シングルス準決勝でも対戦しており、孫穎莎は緩急を交えて伊藤を翻弄した。ボールの強さは中国選手の中でも1、2を争う孫穎莎だが、あまり回転もスピードもない、いわゆる”ナックル(無回転)”に近いボールを加えることでタイミングをずらし、ミスを誘発していたのだ。野球でいえば「チェンジアップ」。速球を待っていた打者が、思ったよりボールが伸びて来ず、待ち切れずに上体が前のめりになってしまう。あの感じだ。試合結果はゲームカウント0-4とストレート負けを喫し、伊藤は「悪くはなかったけど、惜しくもなかった」と悔し涙を浮かべた。

 そして、伊藤にとってリベンジマッチとなった団体決勝の2試合目。やはり孫穎莎は緩急を交えたラリーを展開した。さらに、少し緩めのナックルボールをバックサイドの奥側に打つことで、伊藤は肩が上がってしまって強いボールで攻めることができない。それにより返球が甘くなり、孫穎莎が強打で決めるケースが何度か見られた。

 そういった打ちづらく、攻めづらくする戦術によって2ゲームを奪われた伊藤。3ゲーム目にはフォア、ミドル、バックサイドにサーブを散らし、そこに長短も加えることで一気に自分のペースに。11ー3とゲームを奪い返し、伊藤の逆転劇を予感させた。だが、孫穎莎が反撃ムードを振り払う猛攻を見せ、前半とは打って変わって、自慢の強打中心のラリーを展開。緩急の激しさについていけなかった伊藤は、3ー11で第4ゲームを落とし、ゲームカウント1-3で敗北。リベンジを果たすことはできなかった。

中国卓球は、相手国のトッププレーヤーを「完コピ」した選手がいるという。

そしてそれ以上にデータ分析して、、

選手個々の癖や配球パターン、苦手なコース、失点パターンを調べあげている。

相手の得意に持ち込ませないし、、

相手の得意に対するカウンターも用意する。
同じことが他の競技にも言える。

これは、、

日本のバドミントンが金を取れなかった理由だと思います。

桃田選手の試合も相手の落下点に入るスピードが速かった。

待ち受けではなく、、

何処にリターンされるかを読み切られていたと思います。

つまりアクティブに対応されていた、、

その部分は大きいかもしれません。
日本人選手の傾向として、、、

得意技を磨く、、というのがある。

勿論、大事ですが、相手は封じ手を使うのは目に見えているし、、

得意技のカウンターも用意する。

ですから、、

毎年得意技を変えていく位でないと、、

オリンピックの金メダルは取れないと思います。
粘りが得意な相手に粘らせるプレーを仕掛けるバカはいない。

それなのに「ラリーに持ち込む粘りが私のスタイル」と言うのは間違いですね。
元々弱小だった競技を、、

フィジカルを伸ばす。
世界大会慣れをする。

そういう方向性は間違ってはいなかったものの、、

そこまではどの国も同じです。
練習量で対抗すれば、、

膝の皿やじん帯や、、
アキレス腱、、
そして肩肘を壊す。

そういう練習スタイルは改めるべきでしょうね。
全日本シニアバドミントンという大会が年一回あり、、

参加者は各都道府県大会シニア予選に出て参加する。

30歳以上70歳かそこら迄、五歳刻みの年齢カテゴリーで競う。

人数もすさまじく、、

一日に4試合とかざらにあって、、

連日試合をするので、、

またダブルスとミックス掛け持ちとか、、

試合数が半端ない。

それで、

「アキレス腱、無事に持って帰りました」という言葉がある位で、、

それだけ大会でアキレス腱を失って棄権する選手が多い。

これを異常だと思わない日本人のメンタルが怪我を誘発している。

マラソンでもある疲労骨折とか、、

練習量に頼る意識、、
練習のし過ぎ、、

これが問題だと思いますね。

バドミントンだと、よくコーナーにポール立てて当てる動画とかあります。

コントロール自慢でしょうけど、、

定位置から定位置の目標狙うとか、、

私には不要な無駄練習に見えます。
※ただ初期のころは必要な練習です。

もし、

コントロール目指すなら、、

2008年から2012年の5年間世界ランキング1位で引退したLEE Chong Wei(リーチョンウエイ マレーシア)の練習かな、、と

何をしていたかは調べましょう。

取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2

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