自分に子どもがいないと、
“相手が独身であること”、
“子どもがいないこと”
...が前提となっている
ちなみに私は、
がん患者の方々と会うと、
「みんな独身で子どもがいない」
と、勝手に想像してしまっている
そのため話の途中で、
「旦那が...」
「子どもが...」
そんな言葉が出てくると、
「そっか。普通は旦那さんもいるし、
子どもがいるんだ」
ということに気づかされる
それが同じ“乳がん”という括りなら、
さらにそのギャップは大きいものとなり、
劣等感のようなものを抱いてしまう気持ちは否めない
その逆に、
“子どもがいること前提”で
話を振られることがある
そう、そのひとにとっては、
“子どもがいることが当たり前”なのだ
まさか私に子どもがいないなんて、
想像もしていないのだろう
昔、「奥さん」と言われて驚いたことがある
『いや、私まだ“奥さん”じゃないし』と、
心の中でムッとしたことが何度もある
まぁ、スーパーの食品売り場の
マネキンさんに言われたのだから
それは仕方がない
が、実は、それは“禁句”
接客業にもルールがあり、
言ってはいけない言葉がいくつかある
その代表的なものが、
○奥さん
○旦那さん
○お子さん
来てくれている人は、みんな“お客様”
女性に「奥さん」と声をかけたところで、
その女性が結婚をしているかなんてわからない
男性と一緒に来ていても、
その男性が旦那さんかどうかはわからない
小さな子どもや若い人と来ていても、
その人の子どもかどうかはわからない
なので、この3つは
絶対に言ってはいけない言葉なのだ
彼氏と一緒に出かけただけで、
「奥さん」
「旦那さん」
と言われたときは、
そのあと彼氏と
なんだか微妙な雰囲気になったものだ
“車”もそのひとつ
私が住んでいる北海道...
殊に地方は車社会
車がないと生活がしづらい
そのため、
“車があることが前提”となっている
が、私は車どころか免許さえ持っていない
あるとき家に、
自動車販売の営業マンが来たことがある
「すみません。
今、父がいなくて...」
と、父が不在であることを伝えると、
「いえ、お父さんじゃなくても。
娘さんは、
車の買い替えとか考えていませんか?」
そう聞かれ、
「私、免許持ってないので...」
と答えると、
「これから取るつもりは?」
「目が悪くて取れないんで...」
...と、
したくもない説明をする羽目になり...
「免許取れば?」という友人に、
「取れない」と言うと、
「取れないような悪いこと、
なにかしたの?」
そんなことを言われたこともあったっけ...
『人は、自分が持っている“前提”のもとに
様々な事柄を考えているんだな...』
と、つくづく思う
すべてのひとに対しては無理だけど、
少しでも、人を思い遣れる心を持ちたいね
最近、子どもがいない(産めなくなった)ことで
嫌な思いをすることが多くなった
そんな状況からは脱したと思っていたけれど、
そうないかないらしい
一生抱えていかなければならない、
劣等感・罪悪感なのかな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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