蜂の音と花びらの秘密

その他

これからの時期
暖かくなるにつれて
花がどんどん咲いてきます。

よく見ると蜂や蝶が熱心に花から花へと飛び回り
蜜を吸いながら
花粉を運び時期になりました。

こちらは
五竜岳に行く途中の
ヒオウギアヤメ。

蜂が素早く一つ一つの花びらを丁寧に巡っていました。

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花は
花粉を媒介してくれる虫が近づくと
その音を「聴いて」花の蜜の糖度を増す
ことが明らかになりました。

虫が花に近づくと
花は
蜜を甘くして
虫をもてなすのです。

花びらには
さまざまな機能があり、
花の周囲の音を感知するパラボナアンテナのような機能もあるようです。

テルアビブ大学の研究チームは、
メマツヨイグサ を使った研究で
花粉を媒介する昆虫の羽ばたきの振動を
花が感知してから数分以内に、
植物は花の蜜の糖の濃度を一時的に増加させることを確認しました。

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これは
花自体が耳の役割を果たしていると考えられ、
自分に有益な昆虫の羽音を聴き分けているようです。

江戸時代の禅僧、良寛の詩に
次のようなものがあります。

「花無心招蝶 蝶無心尋花 花開時蝶来 蝶来時花開」
(花は無心で蝶を招き、蝶は無心で花を尋ねる。花が開く時に蝶来て、蝶が来る時に花が開く)

花も蝶もエゴが無く自然の摂理に従い共生しています。

良寛は、
このエゴの無い自然界を人の在るべき姿として詩に読んだのでしょう。

花が
蝶や蜂を招い入れる時に
ちゃんと花は蜜の糖度を上げて
無条件におもてなしをしていることを
良寛が知ったら
笑顔になることでしょう。

良寛の辞世の句
「形見とて何か残さん春は花、夏ほととぎす秋もみじ葉」

これは
自然をよく観察し
自然と一体化した日本人ならではの感性です。

この歌は道元の
「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さへて冷しかりけり」
が元歌です。

良寛は
人生の最後の瞬間に、
自然美と道元への尊敬を絶妙に織り込んだのです。


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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