先日、
『集団がん検診のお知らせ』が送られてきた
“集団○○”という表現が
どうも好きになれないのは、
私だけだろうか...
これまで乳がんの検査は、
手術・治療をしている病院で
定期的にやっていた
そのため、
毎年送られてくるがん検診の通知には
見向きもしなかった
が、手術から10年を過ぎたとき、
主治医から、
「りかこさんは10年経ったので、
もう検査(CTや骨シンチなどの画像検査)は
しなくてもいいです」
と、言われた
「おっぱいの検査は
市の検診で受けてもらって...」――
「これで11年間続けてきた検査から離れられる」
そんな嬉しさを上回ったのは、
“検査をしない”
という不安だった
“検査をしない”ということは、
万が一転移しても
わからないということだ
転移したとしても、
症状が出るまで気づかないということだ
“再発は、検査で早くにみつけて治療をしても、
自覚症状が出てから治療を開始しても、
治療成績に変わりはない”
そんなエビデンスがあったとしても、
人間の感情としてはそうはいかない
“病院からの卒業=すべてが終わった”
というわけではない
「でも15年経っても再発することもあるからね」
そう主治医に念を押されたのにもかかわらず、
検査は終わり...
なんだか“見放された”ような気持ちになったのは
否めない
そんなこんなで、これまでは封を切っても
中をしっかり確認したことがなかった集団検診の通知
「マンモグラフィも2年受けていないので、
そろそろ受けなければ...」
と、今回初めてじっくりと“検診の案内”を見てみた
その中には、驚いたことがいくつかあった
○マンモグラフィ検査は
40代、50代の女性が対象
乳がんは、若年化が進んでいる
なのに、未だ検診は40代から
(30代のがん検診の助成を
している自治体もある)
若年が受けられないマンモグラフィ検査*ではなく、
超音波検査の必要性を感じるのだが...
*)①高濃度乳腺のため
②生涯に受ける被曝量が多くなるため
○マンモグラフィ検査は、
40代が2方向、50代は1方向
「50代は1方向!?」
高齢になれば乳腺の密度は低くなる
が、乳がんを経験した場合、
しっかりと2方向(縦・横)、
検査してほしいような気がする
○乳がん検診は、2年に1回
「2年に1度!?」
私たちは、ひとに
「検診に行ってください」と、勧めてきた
「毎年、検査してください」
そうつけ加えていた
それは、自分たちも
毎年検査をしていたから
「2年放置していたら、がんが進行した」
そんな話も聞く
「1年や、半年でも進行した」と
いう人もいる
なのに集団検診は、未だ“2年に1度”
ただ、検査費用は1000円程度と
さすがに安価だ
ちなみに、
医療機関でマンモグラフィを受けると、
6000円代(医療機関による)
そこに超音波検査をプラスすると、
1万2000円を超える
さ、今年は検査予約しなければ――
今日は新月から3日目、三日月
西の空に浮かんだ、
うっすら赤く光る細い月が美しく――
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Source: りかこの乳がん体験記
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