神の詩 第五章十三節 2

その他
sarvakarmāṇi manasā saṃnyasyāste sukhaṃ vaśī
navadvāre pure dehī naiva kurvan na kārayan 5.13

「自我を支配した魂(個我)は、すべての行動を心で放棄して、九門の城(人体)に安住し、自分で行動することも、他人に行動させることもない。(13)」

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続きです。

普通の城には多くの門があります。
これは
魂を清浄に保つための結界の役割を持つ門です。

肉体という城の門を、
神聖なものだけのために開けておくことが、
城内を清く保つ秘けつです。

「人の生体内に住む至高の魂は、宇宙の全存在の支配者である。
肉体には九つの門として、二つの目、二つの鼻孔、二つの耳、一つの口、一つの肛門、一つの生殖孔がある。
人は、自分が肉体だと思っている状態ではさまざまに制約の中にいるが、
内なる至高霊と同一視する境地に至ると、たとえ肉体の中に在る時でさえ、
至高霊と同様に自由自在である」
(シュヴェーターシュヴァタラ・ウパニシャッド第三章十八節)

サイババ大師は、
よく肉体を
「神の住む神殿」
と表現しています。

肉体について、
さまざまな比喩的表現を使うことは、
精神性と肉体のバランスを再認識する上で
とても役に立つものです。

人の意識は、
肉体に偏りすぎたり、
精神に偏りすぎたりする傾向があるからです。

肉体は、
「私」
という大きなエネルギー体の物質化したごく一部分のことを指します。

それは
本当の自分である真我のために、
およそ百年に渡って仕えてくれる貴重な神殿です。

しかも、
現代科学では作り出すことが不可能な、
高性能の有機体です。

人は、
自分の肉体と調和することで、
自然界とも調和し、
すべての存在とも調和することが可能です。

だから、
身体に感謝して尊重し愛することは、
神に感謝して尊重し、
愛することに繋がります。

「自分を制することは、世界を征服するよりも、星々を征服するよりも偉大である」(エドガー・ケイシー115-1)

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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