おはようございます。
eMAXIS Slimやニッセイの勢いに押され、最近話題の少なかった「たわらノーロード」シリーズですが、今回新規設定されるたわらノーロード全世界株式は非常に良い商品です。
日本を含む全世界株式市場にこれ一本でアプローチできる上、信託報酬が0.1296%(税込み)と超低コストだからです。
本家VTの経費率0.09%には及びませんが、国内の投資信託で0.1296%というのはもはやギリギリの所まで攻めている気がします。
ドル転をして米国ETFを直接買い付けするのが面倒な方は、今後はたわらノーロード全世界株式もしくはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を購入しておけばOKですね。
たわらノーロード全世界株式が信託報酬0.1296%の超低コストで登場
たわらノーロード全世界株式のベンチマークと信託報酬は?
たわらノーロード全世界株式のベンチマークと信託報酬は以下の通りです。
1) ベンチマーク:MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み)
2) 信託報酬:0.1296%(税込み)
ベンチマークがMSCI ACWI(配当込み)ですので、日本を含む全世界株式市場に広く分散投資を可能とする商品です。
同クラスの商品は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)となります。
たわらノーロード全世界株式の新規設定が発表された直後に、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬も0.15336%から0.1296%へ引き下げられることが発表されました。
よって、コスト面ではどちらを選んでも同じということになります。
マザーファンドの大きさは?
たわらノーロード全世界株式は日本株式、先進国株式、新興国株式のそれぞれ、以下のマザーファンドに投資します(ファミリーファンド方式)。
1) 日本株式:MSCIジャパン・インデックス・マザーファンド
2) 先進国株式:外国株式パッシブ・ファンド・マザーファンド
3) 新興国株式:エマージング株式パッシブ・マザーファンド
このうち、先進国株式と新興国株式に関しては新規設定されたマザーファンドではなく、たわらノーロード先進国株式、たわらノーロード新興国株式と同一のマザーファンドになりますので、規模は十分です。
日本株式に関しては、MSCIジャパン・インデックス・マザーファンドへの投資となりますが、こちらは新規設定の可能性が高いです。
とはいえ、たわらノーロード全世界株式の中で日本株式の占める割合は8%程度に過ぎないことを考えますと、大きな問題ではないでしょう。
つみたてNISAやiDeCoで採用されれば投資する価値大
たわらノーロード全世界株式の発表を受け、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が同一の信託報酬0.1296%への引き下げを行いました。
よって、コスト面での優位性は無くなってしまいましたが、この2つの商品は同一のレベルで推奨できる商品です。
全世界株式市場に時価総額加重平均方式で分散投資が可能ですので、投資を始めたばかりの方の初めの一歩としてもおすすめできます。
本家VTの経費率が0.09%であることを考えますと、ベンチマークの差異があるとは言え、全世界株式市場にわずか0.1296%の信託報酬でアプローチ可能というのは大変素晴らしいことですね。
一昔前ならば0.5%以上のコストがかかっていましたので、本当に良い時代になったものです。
これ一本を積み立てるだけで済みますので、つみたてNISAやiDeCoに採用されれば人気が出るのではないでしょうか。
まとめ
たわらノーロード全世界株式は、信託報酬0.1296%と超低コストで全世界株式市場へ分散投資が可能なおすすめ商品です。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と双璧ですね。
【おすすめ投資本】
『敗者のゲーム』の著者チャールズ・エリスは世界分散投資を推奨しています。
バンガード創設者のボーグル氏は米国株への集中投資(S&P500)を推奨しています。
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以前は、より低コストの商品が登場した時に投資信託を乗り換えるべきか悩みましたが、eMAXIS Slimシリーズの登場によって悩む必要がなくなりました。
たわらノーロード全世界株式とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はiDeCoやつみたてNISAの投資先としてもおすすめです。
株式クラスのインデックスファンドのおすすめ商品をまとめた記事です。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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