2024年開始、新NISAのベストな活用法を考察します!(パート2)

内科医

 

おはようございます。

昨日の記事では、新NISAを活用するうえで、これまでの投資経験や積み上げてきた金融資産の金額、および新NISAに回せる現金余力の有無が鍵を握ることをお話しました。

 

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具体的に、新NISAをこれから活用する方の大半は以下の4つのパターンに分類されます。

1. 新NISAでこれから投資を始める予定+手もとにまとまった資金がない方

2. 新NISAでこれから投資を始める予定+手もとにまとまった資金がある方

3. すでに3〜5年程度の投資経験あり+新NISAに回す資新規金がない方

4. すでに3〜5年程度の投資経験あり+新NISAに回す現金余力のある方

 

弊ブログの読者はすでに投資経験のある方が多いと思いますので、本日は需要が多そうな3と4のパターンについて新NISAの最適解を考察します。

 

2024年開始、新NISAのベストな活用法を考察します!(パート2)

 

現金余力はないが投資資産がある場合:2024年1月までに現金余力を高めよう

すでに3〜5年程度の投資経験があり、投資資産が積み上がってきているが、これまで全力投球で株式投資をしてきたので新NISAに回せる現金余力が残っていないパターンです。

このパターンの方が実践すべき方法は以下の通りです。

まず、新NISAが始まる2024年1月までにできるだけ現金余力を高める必要ことが重要です。

 

そのための戦略は以下の2つのどちらかになります。

1. 新NISAが開始される2024年1月まであと1年あるため、それまで特定口座での積み立てをストップし現金を貯める

2. SBI証券、楽天証券、マネックス証券のクレジットカードを利用した投信積立を継続し、2024年1月になったら解約して新NISAへ回す

 

1は新NISAに回すお金を確実に貯められるのが魅力ですが、その間に貯めた現金は運用されないことになります。

もともとフルインベストメントに近い投資をしていた方にとっては、投資に回されず眠っているお金があるのが嫌という方もいるかもしれません。

 

その場合、2を選択すれば残り1年の間も運用しながら新NISA開始を待つことができますが、1年という短いスパンではリターンがプラスになるかマイナスになるか全く読めないのがデメリットです。

ただし、クレジットカードを利用した投信積立ではポイント還元が受けられ、そのポイントも投資信託に回すことができるのでもっとも効率的ではあるでしょう。

2024年1月になったら商品を売却し、そのお金を新NISAに回せばOKです。

 

現金余力はないが投資資産がある場合:特定口座の商品を売却して新NISAへ回そう

新NISA開始に向けて現金を全力で貯めたとしても、たった1年で360万円ものお金を貯めるのは困難です。

そこで、2024年1月までに貯められたお金は新NISAに回し、足りない分に関しては特定口座の保有商品の一部を売却して新NISAに回しましょう。

 

この時悩むのが、特定口座で保有している商品の利益が大きい場合です。

それは、特定口座の商品は売却すると、利益に対して約20%の税金がかかるからです。

投資信託はいったん購入したらできるだけ売らずに長く保有し続けて複利の効果を最大化するのがよいというのはよく聞く話ですね。

 

よって、特定口座の商品を売却して約20%の税金を支払ってまで新NISAの枠を埋めるべきかは皆が悩むポイントだと思います。

この点に関しては、結論から申し上げますと「特定口座の商品はさっさと売却して最短で新NISAの枠を埋めるべき」です。

 

この場でイチからその理由を解説しようと思ったのですが、あまりに長くなりすぎるのと、ニューロンズさんのめちゃくちゃ素晴らしいブログ記事がありますので、根拠が気になる方はそちらを読んでいただくのがよいでしょう。

 

www.spin-orbit.com

 

これまでの投資資産も現金余力もある場合、先に現金を使って新NISAで新規買付しよう

最後は一番恵まれているパターンの方です。

これまでにすでに3〜5年程度はインデックス積立投資の経験があり、しかも手もとに新NISAに回せる現金余力がある方です。

 

仮に手もとに1000万円投資に回せるお金があるのであれば、これまでに特定口座で積み立てたファンドは売却せず、先に現金を使って新NISAの枠を埋めましょう。

新NISAは年間最大360万円まで投資ができますので、1000万円あれば初めの3年間(2026年末までの分)は埋めることができます。

それまで特定口座の商品は売却せず、運用し続けるべきです。

 

そして、2027年1月までに4年目以降に新NISAに回せる現金をできるだけ蓄えましょう。

その間は特定口座で運用する金額が多少減ってもOKです。

それまでに十分な現金が確保できなかった場合は、上でご紹介したケースと同様、特定口座の商品を一部売却してでも新NISAの枠を埋めてください。

こうして、2024年〜2028年までの最初の5年間で360万円ずつ投資し、合計1800万円の投資枠を使い切るのがベストです。

 

なお、今回の新NISAは保有している商品を売却すると、翌年以降に投資可能枠が復活し再利用可能になる見込みです。

しかし、大半の投資初心者の方は、はじめの5年間で1800万円の枠をインデックスファンドで埋め、あとは下手な売買をせずに保有し続けるのが最適解だと思います。

 

まとめ

すでに投資経験があり、特定口座で積み上げてきた資産がある方が新NISAをどのように活用すればよいか解説しました。

大幅に改良される新NISAを全力で使い倒しましょう!

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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