≪私の記録 152≫ デポ注射 22回目 ①

    2008年9月2日(火)

デポ 22回目

今日は少し眠れた

でも今までの睡眠不足が溜まっているのか
眠気を催す

やはり4週間に1度(デポのための通院)の
特異日だろうか、
今日も暑く、
3週間ほどパッとしない天気が続いていたが、
今日は長時間、晴れ間が出た

きのうも雨

あすも雨の予報

今日の予報も
あまり天気がよくない予報だった

が、
こんなにも晴れ間が覗いてくれた

今日は病院でつらいことがあった

きのうから気持ちが塞いでいたこともあり、
余計に悲しかった

...というのも、

デポを受けるため、
いつものようにお腹を出し横になって
3番診察室に入っていた

先生と面談をする2番診察室と、
私が待機している3番診察室の間には
椅子とテーブルがあり、
患者が看護師から検査などの説明を受ける、
開放されたスペースがある

そこで看護師さんがひとりの患者さんに
病気の説明をしていたのだが、
その話を聞いているうち、
どうやらその患者さんの病気が
“乳がん”であることがわかった

看護師さんは、

「不安などがあれば心療内科の先生や
 臨床医の専門の先生に
 話を聞くこともできます」

と、その患者さんに云っていた

私ががん告知を受けたときは、
そんな説明はなかった

つらくてもつらくても、
ただひたすら耐えて耐えて
どれほどの涙を流しただろうか

今でも心が痛んで痛んで
いたたまれない気持ちになるのに...

あれからまもなく2年――

「医療はどんどん進化しているんだ...」

と、考えていたら、
とっても悲しくなった

それと同時に
自分ががん告知を受けたときと重なって、
あのときの気持ちが蘇って泣けてきた

この診察室は、
患者と看護師・医師の会話が筒抜け

前からそれは気になっていた

でも、ほとんどの病院がそうだよね

設備的に難しいと思う

...そんなわけで、
そのあとの先生の話は
ほとんど耳に入って来なかった

なんとなく記憶にあるのは、

「(デポ)もう少しだな」

と、先生が、
注射が終わる日まで
指折り数えていたこと

そして、
「1月に(デポ)、はじめたからな」

とも、云っていた気がする

『ちゃんと患者のこと、
 理解してくれているんだな...』

と、思った

その後はなんとも複雑な気持ちに襲われ...

とりわけ、
乳がんを告知されたときと
同じような気持ちになって
涙が止まらなかった

あの、乳がんかもしれない女性への、
同情の涙も含まれていたのかもしれない

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Source: りかこの乳がん体験記

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