“かかりつけ薬局”を持つことの難しさ ②

『“かかりつけ医”のように、
 “かかりつけ薬局”をつくっておくといい』

と、言われている

が、実際には難しい

あちらこちらのクリニックに通うと、
当然、クリニック近くの
薬局へ行くことになる

私は乳がん治療中、
歯科の処方箋を
乳がんの薬をもらっている薬局に
持っていたことがある

その薬局は、
総合病院を担っている薬局

「どんな薬でもあるだろう」

と、思ったのだ

歯科の薬は、
確か、抗生剤か痛み止め

特別な薬ではなかった

それに、ほかの薬局にかかると、
また問診票に記入しなければならない

名前や住所は簡単だが、
病歴や服用している薬がけっこう面倒だ

なので私は、
乳がんの薬をもらっている薬局を
“かかりつけ薬局”としていた

が、その薬局に、
歯科で処方された薬は置いていなかった

「同じような薬はあるのですが、
 処方箋と同じ薬はなくて...。
 あと1時間ほど待っていただければ
 この薬をお渡しできるのですが...」

同じような薬があるのなら
それでよかったのだが、
法律的にはそうはいかないのだろう

しかも、「1時間待てば...」って、
どこから薬も持ってくるのだろう...

結局、時間がなかったため、
歯科近くの薬局を新規開拓したのだが...

“かかりつけ薬局をつくっておいた方がいい”

...というのはわかるのだが、
その診療科以外の薬は
置いていないことがあるかもしれない

これがジェネリックなら、
もっとその可能性は高くなる

それに、クリニックと薬局が近いほうが
やっぱり楽

わざわざ遠いかかりつけ薬局に行くのは
難しいのが現状

たぶん、ほとんどの人が、
あちらこちらの薬局に
行っているのではないかと思う

 【余 談】

  乳がんの薬を処方してもらっていた薬局の
  若い男性の薬剤師さん

  私が、
  鎮痛剤で副作用が出る薬があることを
  聞いてみたことがある

  「うーん、わからないですね~」

  と、簡単にあしらわれると思った

  ...が、うしろの棚から
  分厚い薬の本を引っ張り出し、
  鎮痛剤の商品名を調べてくれた

  それでもやっぱりわからなかった

    風邪で内科にかかったとき、
    医師に聞いてみたことがあったが
    やはりわからなかった

    そして出してもらったその薬で
    見事に副作用が出た

  家に帰ってしばらくすると、
  先ほどの薬局から電話が来た

  「あ、タモキシフェンもらい忘れた?
   いや、もらってきたはず。
   じゃあ、お金払い忘れた?
   いや、払っている。
   じゃあ、なんだろう...』

  出てみると、さっきの薬剤師さんだ

  「もしかしたら副作用が出る薬剤、
   これかもしれません」

  驚いた

  あれからずっと
  調べてくれていたんだ...

  お蔭で私は今、
  その薬剤を避けることができている

  鎮痛剤は、
  なにかと服用する頻度が高いもの

   あってはいけないことだが...
   いや、ないとは思うが...

   万万が一、再発...
   なんてことになったら、
   鎮痛剤を多く使うことになる

   副作用を知らなければ危険だった
   

  なので、本当に感謝しかない

先日行った、あの感じの悪い薬局

  ☆詳細はきのうの記事へ

薬局で不快な思いをしながら、
ふと、こんな薬剤師さんがいたことを
思い出したのだ

乳がんで5年間通ったあの薬局が、
やっぱり一番安好きだな...

   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです

   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました