“進行する”というワードは、
がんをやっている人間にとっては、
「ドキッ」とするものだ
それを“がん”という病以外で
聞くことになるとは――
今年7月に判明した、
先天性の臼蓋形成不全
しつこいようだが．．．
そしてすでに、
変形性膝関節症に移行していた件
しかもこの病気、
良くなることはなく、
進行していくだけ．．．という．．．
病院に行った理由は、
○右股関節（右臀部周辺）が
痛かったから
○右足が上げづらい
（痛みで上げられない）
○右股関節もあまり開かない
（痛みのため）
○右足に体重がかけられない
（痛みで）
○痛くて歩きづらい
などの症状が、
2週間ほど前からあったから
診断を受けて、はっとした
思えば、1～2年前から
右股関節（臀部周辺）に
違和感があったのだ
レントゲンを見た医師から、
「左（股関節）も怪しいね～」と言われ、
そういえば、
左にも違和感があったことに気づく
“股関節の病気”といっても、
痛む場所は広い
初めに痛みが大きかったのは、臀部
筋肉が軽く攣ったような、
軽い筋肉痛のような、
なんとも重い感覚だった
それが今では、
痛みが“前”にも出はじめた
時々、「ペキッ」と、
神経に触るような、嫌な痛み方をする
「あぁ、進行しているんだなぁ．．．」
と、思う瞬間だ
当初は、
「このまま2～3年もってくれれば．．．」
そう思っていたが、
ここまで来ると
意外と進行は早いのかもしれない
先日処方してもらった、
2本の痛み止めも．．．
もう、なくなりそうだ
ずーっと、
痛み止めのお世話になる生活．．．って、
なんだかなぁ．．．
まともに歩けない生活．．．って．．．
旅行に行ったり．．．
街を歩きまわったり．．．
運動をしたり．．．
もうできない
かといって、
まだ手術には踏み切れない
乳がんになって、
命にかかわる大きな病気をして、
こんなに痛い手術をして、
つらいリハビリも乗り越えて、
副作用に耐えて．．．
「こんな思いしたんだから、
もうどんなことがあっても
乗り越えられる」
そう思っていたけれど、
さすがに今回のことは
そんなふうには思えない
いくつ試練を与えられるのだろう
いくつ試練を乗り越えたら
赦してもらえるのだろう．．．
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Source: りかこの乳がん体験記
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