心臓の血管で動脈硬化が進行すると腸の中で特定の細菌の割合が増えるという研究結果を滋賀医科大学の研究グループがまとめました。
グループでは、動脈硬化が原因で起こる心臓病のリスクを推定する技術の開発につながる可能性があるとしています。「ファーミキューテス」という種類の細菌が占める割合が、▼健康な人のグループでは全体の52.1パーセントだったのに対し、▼動脈硬化が最も進行し心筋梗塞などの持病がある人のグループでは56.5パーセントで、症状が進むにつれてこの細菌の占める割合が高くなっていたということです。
デブ菌「ファーミキューテス類」・痩せ菌「バクテロイデーテス類」腸内には様々な菌がいますが、その中でも「ファーミキューテス類」と呼ばれている腸内細菌類は通称”デブ菌”と呼ばれ、その反対に「バクテロイデーテス類」と呼ばれている腸内細菌は通称”痩せ菌”と呼ばれています。この研究を始めたのは、微生物学者のアメリカのジェフリー・ゴードン博士で、痩せている人と太っている人の腸内環境に違いがあるのかどうかを研究していく過程で、痩せている人の腸内にはデブ菌「ファーミキューテス類」よりも、痩せ菌「バクテロイデーテス類」が存在していることを証明しました。
デブ菌「ファーミキューテス類」は、栄養を吸収するために必要な腸内細菌で、この菌が減少してしまうと栄養を腸内で吸収することができなくなってしまいますが、このデブ菌「ファーミキューテス類」が多くなりすぎてしまうと、脂肪を必要以上に溜めこんでしまい、結果的に太りやすくなってしまいます。
デブ菌「ファーミキューテス類」に分類されているどの固有の菌が主な働きをしているのかは現在も研究している段階ですが、腸内環境が肥満とどのような関係があるのかを示すことができた、貴重な研究であったとされています。
その反対に痩せ菌「バクテロイデーテス類」は、短鎖脂肪酸を生成するために必要な菌であり、この菌が多くなると脂肪の吸収を抑制してくれるだけでなく脂肪燃焼を促してくれますが、この菌が多くなりすぎると必要な脂肪まで燃焼されてしまいます。
そのため、どちらの菌もバランスよく腸内で働いてもらうためには、バランスが重要になってくるのです。
理想的なバランスは、「デブ菌4・痩せ菌6」と言われています。
また、デブ菌は多くなりすぎると、おならが増えてしまいます。
ぷるもちショコラが腸活(健康)とダイエットに良い理由
今日のレシピの主役”ココア”がすごい理由は、沢山あります。特に注目したいのが、「腸内細菌のエサを同時に3つも摂れる」こと!最初にココアを作り出した人には、腸活栄誉賞を受け取って欲しい気持ちです。
まあそれはいいとして…イギリスのレディング大学などの研究によると、ココアには次の効果が期待できますよ。(※)
1.腸内の有害な細菌を減らす効果
ココアには抗菌作用があるんです。実際に、1日「ココア15g」を摂取したところ、4週間で腸内のウェルシュ菌が大幅に減少!
ウェルシュ菌は、いわゆる有害な細菌の1種。増えすぎると、10種類以上の毒素を発生させ、腸内環境を悪くする要因になってしまいます。
2.体脂肪を効率よく減らす効果
たとえば1つの研究では、「ココア10g」を1日2回摂取したところ、体脂肪率が減少しました。運動するとさらに効果的だったみたいですが、運動をしていなくても同等の効果があったのです!
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腸管粘膜バリア機能に着目した、新たな動脈硬化治療腸内細菌を除菌すると、高脂肪・高カロリー食を与えても、動脈硬化症が抑制される。大動脈脂肪組織への、脾臓由来の活性化濾胞型 B2リンパ球の浸潤が、腸内細菌の除菌により解消する。生活習慣と腸内細菌が動脈硬化症を引き起こす~自己抗体と食生活から考える“先発完投型”診療の実現
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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