現代的な・・・研究会／講演会

◆ブログランキングに参加してます◆
　ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
　一人でも多くの人に知って頂くために、
　1日1回、下のマ－クをそれぞれクリックお願いします！

みなさま、こんばんは
２代目ガンちゃん先生です

昨日、さっそく、
今年最初の講演がありました

その講演が、なんとも現代的だったので
ご紹介

どんな講演会だったかというと、

アジアの国々の肝臓がん治療を行っている
中堅どころの先生方に対して、

私が、肝臓がんの薬物治療について講演し、
討論するという講演でした

現代的だったというのが、、
全てインターネット上でその講演が行われるのですが、
オンライン上に講演会の部屋があり、
各国のドクターがそれぞれアバター（アニメ化された人物）を選んで、
講演会と討論会に参加するという形でした

いわゆるメタバースというやつですね

慣れてないのもあるし、
英語での濃い討論ということで、
だいぶ緊張しましたし、疲れました

私たちが行っている薬物治療の考え方は伝わったと思います

アジア諸国の先生方があつまっていました
具体的には、韓国、台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシアの先生方が集まって、各国の肝臓がん治療の現状や薬物治療の考え方を話してくれました

改めて、分かったのが、
日本はとても恵まれているということでした

日本では、肝臓がんに対する抗がん剤は
がんがどの状態であっても使えますし、
また、どの順番でもどのタイミングでも
基本的には保険診療内で使うことができます

肝機能が悪いと使えないとか、いくつかの限界はありますが・・・

ですが、各国の事情を聞いてみますと、、

薬が承認されることになる臨床試験で使われた使い方、タイミング以外では使えない国がほとんど

たとえば、アテゾリズマブ＋ベバシズマブの併用療法

日本では、ほかの薬剤が効かないから、この治療を使うことも許されているのですが、
他の国では、一番最初に使う以外は、保険診療内では使うことはできません

その他の薬剤も、保険診療内で使う事は非常に限られているようです

自費では使用可能となりますが、そうなると貧富の差で使える使えないが決まってしまうことになります

ですが、それが各国の常識のように感じました

日本でもその結果、医療費がどんどん嵩んでいくわけで、良し悪しももちろんありますが、
患者さま方にとって、保険診療内で自由に薬剤を使ってよいというのは、恵まれたことなのですね

何にしても、日本でいま、当たり前に行われている肝臓がんの治療は
世界的にみると先端の考え方です
やっぱり、肝臓がん治療においては
日本は先進国、Leading countryなので、そこからしっかりと世界に発信していく責任があります

アジア諸国に、私も微力ながら伝えていけたら
良いですね

　　　　　　　　　
　
肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記