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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
今日は、大腸がんの肝転移に対する治療のお話
岩本内科では、
大腸がんなどの肝臓がん以外のがんに対しても
カテーテルを使って動注化学療法を行う場合があります
一番治療しやすいのは、
肝臓へ転移した転移性肝がんです
ですが、他にも骨盤や骨盤内の臓器、肺などにも行えます
どのような場合かと言いますと、
全身の抗癌剤治療が効かなくなった場合、
副作用で継続が不能になった場合、
ご高齢など、何らかの理由で全身抗癌剤治療が行えなかった場合
そのような場合には、全身抗癌剤治療から移行して
動注化学療法を行います
たとえば、
この患者さま、
福岡の南の方から来られている
大腸がんの肝転移の患者さまです
80歳を超えるご高齢の方です
前医では、ご高齢で全身の抗癌剤はきつかろうということで治療はしないことを選択されました
2年ほど前にご来院
カテーテルを留置し肝動注化学療法を開始
時折、肝動脈化学塞栓術を行います
1年以上継続し、うまく制御されているので、
癌ゼロを目指して、
陽子線治療をお願いし、
今回、追加のカテーテル治療を行いました
重要なのは、
治療効果もですが、、
2年の間で、動注化学療法中に
体のだるさ、嘔気など通常の抗癌剤治療で見られるような
副作用はほとんどなく、
とっても元気に過ごすことができていることです
全身の抗癌剤は静脈から薬剤を投与しますが、
全身をめぐってから、癌に届きます
抗癌剤は血液の中に入ると、どんどん効果が落ちていくものが多いので、
入れた瞬間が最も有効なのですが、
全身をめぐってから、癌に届くとなると
なかなか有効な濃度を保てません
ですので、副作用に耐えられる程度で出来る限り多く投与し、
抗癌剤濃度を保つのです
もちろん、それでも上手に管理すれば、継続的に治療は行えますし、
それで効果が確認されている事なので
推奨される治療となっている訳です
一方で、カテーテルを使った動注化学療法
これは、癌に血液を届ける動脈の間近まで
カテーテルを挿入します
つまり、抗癌剤を投与し最初に出会うのが癌な訳です
Drug delivery:薬剤運搬として、カテーテルを使っているのです
少ない量で、一定の高い濃度で癌に抗癌剤を暴露させることができます
ですので、岩本内科で
全身の抗癌剤治療が効かなくなったはずなのに
同じ薬剤でも動注化学療法が効く場合が多く見られます
それは薬の届け方が違うからだと私は思っています
全身の抗癌剤治療が効かなくなっても、
一度は考えても良い動注化学療法と思います
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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