想い出は、あればあるほど切なくて。

想い出は、きれいなもの

想い出は、美しいもの――

なんとなく、そんなイメージががある

が、私は、

想い出は哀しいもの

想い出は切ないもの

想い出は空しいもの...

と、感じてしまうのだ

たとえば、母

正直、あまりいい想い出はない

もっと抱きしめられていたら...

もっと優しくしてくれていたら...

もっと一緒に遊んでくれていたら...

そうしたら、母との別れも
もっともっと
悲しいものになったのだと思う

いや、それでも十分悲しんだ

それでも十分、苦しんだ

母の死の記憶が薄れるまでには、
5年...7年...と
かかっているのは事実だ

想い出は、時として残酷だ...

乳がんになって、
「死ぬかもしれない」

そう思って、
想い出づくりをしようと思った

が、それもなんだか哀しい

もう少しで死ぬから、
想い出をつくろうとしている自分って...

純粋に、「人生楽しもう」

そう思えたらよかったのに

「人生、楽しもう」と
気持ちが切り替わるまでは
時間がかかった

“がん”って、
やっぱり悲しい病気だとも思った

でも今は、そんながんが、

「人生楽しめ」

と、教えてくれている

“楽しむことは悪”だと思っていた私に、

「人生は一度きりだよ」

と、囁いてくれている

私の最終的な目標は、

『最期に“いい人生だった”』

と思えること

『最期に“私らしく生きた”』

と思えること

これだけは
きっとずっと変わらないと思う

だからこの目標を達成するために、
目一杯生きよう

“後悔”って、やっぱり勿体ないと思うから――

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Source: りかこの乳がん体験記

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