窓の結露も凍りつく、-16℃の朝
今季、初稼働のヘアドライヤー
「それでなくても
毎朝の結露取りが面倒な朝。
これからさらに、
この作業が加わるのか...」
と、毎年のことながら早くも嫌気がさす
そんな今日は...
いや、“今日も”、日中の気温は-2.4℃
それでも今日は暖かいほう
コートの中は重ね着で寒さ対策は万全
が、冷たい強風に、
今にも耳が引きちぎられそうだ
向かったのは、
月に一度の『がんサロン』
この街は、極寒の地
雪が降れば少しは暖かいが、
今年のように雪が少ないと
ただただ冷える
この公園を通れるのも、
今月が最後か...
たぶん来月は雪が積もって
ここに入ることはできないだろう
12月のサロンは、
いつも参加者が少ない
忙しない師走
仕方がない
が、その分、
中身の濃い話ができる
ひとりひとりのお話しを
ゆっくり聞くこともできる
たまにはこんな会もいいか...
“がん”は今の時代も、
不安はつきものだ
“早期なら完治する可能性が高い”
そう言われている時代
それでも、
「がんです」と告知されると
やっぱり衝撃は大きい
○がんになったときの不安
○手術や治療に向かうときの選択肢や
副作用の不安
○手術をしたときの傷の状態や痛み
○腋窩リンパ節郭清の痛みや痺れ、
腕の上がり方
○高額な治療費のこと
○仕事のこと...
新しい参加者が来るたび、
「みんな同じなんだな...」
と、思う
がんがわかって、
すぐにサロンに来て、
不安だらけだったある患者さん
笑顔もなく、どこか尖っていた
手術も抗がん剤も、
先の見えない治療
そして、これからの人生...
少し自暴自棄にもなっていた
が、術前化学療法を終え、
手術を終え、
「あんなに不安ばかりだったのに、
今はこんなに元気になった」
と、自分の変化を語っていた
「だって私、最初に来たとき、
本当にひどかったでしょ」
と...
きっと多くのひとたちが
同じ道を辿っていると思う
そりゃ、「がん」と言われて、
心が乱れないひとなんていないだろう
そうやって一歩一歩、
進んでいくのだと思う
その胸の傷は、
がんと闘った勇者のしるし
泣いてばかりいたのに、
人間、いつか強くなっているもの
『がんサロン』に来たひとたちが
参加するたび笑顔が増えていくのを見ると
本当に嬉しい
そんな私も、
最初はビービー泣いていたっけ――
病院のアトリウムには、
今年も大きなクリスマスツリー
そして、ボランティアの方たちの、
手作りと思われるぬいぐるみ
毎年の癒しなのだ
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Source: りかこの乳がん体験記
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