乳がんの手術のあとに受けた、
放射線治療
※23回照射(1日2回:3週間)
治療中は皮膚はやけど状態
照射の回数を重ねるごとに
赤みや痒み、痛みなどが出てくる
(後半からが顕著)
治療が終わり、
痛みや痒みが一旦収まった1か月後、
激しい痒みに襲われたことがある
外科の主治医に話をしたところ
皮膚科に紹介状を
書いてもらったのだが...
『え? 皮膚科?』
と、放射線の影響なのに、
放射線科じゃないことに驚いた
母は甲状腺がん手術の2年後、
局所再発をした
摘出手術のあと
放射線治療を受けたのだが、
そのときは放射線科で
塗り薬を処方してもらっていた
結局、私は
皮膚科を受診することはなかった
理由は、
“手術で汚いおっぱいを、
もうこれ以上ほかのひとに
見られたくなかったから”
それはたとえ医師でもだ
手術の影響で乳輪は真っ黒
その黒さは、“茶色”というレベルではない
まさに“黒”だ
それに、
切除した乳房はいびつにへこんでいる
放射線治療で皮膚は茶色く焦げ、
ところどころ赤黒くもなっている
主治医や、放射線の技師数人、
放射線科の看護師さんたち...
と、こんなに汚いおっぱいを
何人ものひとたちの目に晒してきた
「もう見られたくない」
だから皮膚科には行かなかった
その後、1か月くらいで
激しかった痒みは治まった
それが影響したのかはわからないが、
放射線治療から10年が経ってから、
再び乳房に痒みが出はじめた
「すぐに収まるだろう」
と、6年ちょっと
ずっと放射線治療による、
“晩期障害”だと思っていた
が、いくら晩期障害だとしても、
あまりにも期間が長いのが気にはなっていた
ちなみに、痒みが出ているのは
左乳房の左側
ようやく皮膚科へ行くと、
「うーん、皮膚は
なんにもなっていないんだね。
でも痒い?
これ、皮膚じゃなくて、
“中”が痒くない?」
と、意外な診断
☆そのときの記事は下記へ
⇩
そのときは、
「中??」と不思議に思った
一応、痒み止めの塗り薬ももらったが
やはり効果がない
「やっぱり“中”なのだろうか...」
と、思いはじめる
☆その後の記事 ①
⇩
☆その後の記事 ②
⇩
「一応薬出しておくけど、
痒みが収まらなかったら来週また来て」
そう言われたが、
二度と行くことはなかった
理由は、飲み薬になりそうだったから
しかも、どれが効果があるのか、
試しながらの服用となりそうだった
薬嫌いの私は、
飲み薬に抵抗がある
結局、
1度きりの受診となってしまった
あれから1年4か月ほどが経った
痒い
未だに痒みは同じだ
医師に言われた、
「“中”が痒くない?」という言葉が
ずっと頭の中にある
そして最近気づいた
「これ、やっぱり“中”が痒いのかも」
と...
腋窩リンパ節郭清をすると、
胸や肩甲骨周辺、
腕の皮膚や筋肉が麻痺をする
その麻痺が治りはじめると、
“皮膚の中”が痒くなる
が、腕が痒いからと
皮膚の表面を掻いても
気持ちがよくない
“痒いところに手が届いていない”
そんな感覚なのだ
もちろん、皮膚が麻痺をしているため
“掻く”と言っても
普通に掻くことはできない
触れる程度ではあるのだが...
子どもの頃、道路ですっ転んで
ひざを大きく擦りむいたことが何度かある
この傷が治りはじめると、
無性に痒くなる
「このおっぱいの痒みも
同じような現象なのだろうか
未だ麻痺している皮膚や筋肉が、
治ろうとしている人間の力なのだろうか」
と、最近思うようになったのだ
実際におっぱいだけではなく、
時々、感覚が麻痺している二の腕や
わきの下、肩甲骨近くが痒くなることもある
手術の傷や
リンパ節郭清の痛みも一生ものだが、
この痒みも一生ものなのか――
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Source: りかこの乳がん体験記
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