『病院ランキング系雑誌』の裏事情

先日、私が住む地域の
『病院ランキング系雑誌』が
今年も発売された

“最新データで紹介する、
 病気別≪手術・治療数ランキング≫”

...らしい

「がん」と診断されたとき、まず、

「どこの病院がいいのだろう」

と、多くの人は考えるだろう

そしていつも思う

「このランキング(ただの数字)に
 惑わされているひとは
 少なくないのだろうな...」

と――

たとえば、“手術数”

件数が多いほど、なんとなく
“いい病院”というイメージがある

それはたぶん、
「たくさんの手術を受け入れるほど
 患者が救いを求めてくる“いい病院”」
というイメージだ

が、実際は地域の事情などによっても
実情が異なってくる

そして、“死亡者数”

死亡者数が少ないと、
「この病院に行けば助かる」

そう思いがち

が、がんの場合、
終末期の患者を受け入れない医療機関もある

そういう病院は必然的に
死亡者数が少なくなるというわけだ

さらに、私のような地方に住む人間は、
都会に憧れる傾向にある

東京のあの病院に行けば、
 いい治療が受けられる」

大学病院に行けば、
 いい先生に手術してもらえる」

などだ

実際にこの街から東京の大学病院に
乳がんの手術を受けに行った女性もいた

が、

「“大学病院”、“大学病院”って言うけど、
 なんもだったよ!」

と、怒りを露わにしていた

  ※“なんも”とはこの場合、
   残念さを表している
   (先生の対応もよくないし、
    時間もないので
    話も親身になって
    聞いてくれなかったそうだ)

彼女にとっての“東京の大学病院”は
かなり期待外れだったようだ

そして、
“都会の病院に行けば、
 いい治療が受けられる”
という、
大きな誤解

がんの標準治療は、
どの病院でもほぼ同じ

治療や検査に
数年通い続けなければならない“がん”

“遠くの病院に、通い続けられるか...”
という問題がある

それでなくても高い治療費や検査代

交通費や宿泊費、
そして多くの時間をかけてまで
遠くの大きな病院に通う必要性は薄い

生活に支障が出づらく通院しやすい、
近くの病院で十分なのだ
(地域によっては、
 近くにがん治療をしている病院が
 ない場合もあるが...)

そして、この『ランキング』の
数字に表れないものがある

それは、

 ①設備
 ②病院の雰囲気
 ③医師や看護師、スタッフの対応

これらは
長期間がん治療を続けていくためにも
患者にとっては大切な要素

  特に、②と③は...

『病院スタッフランキング』雑誌があれば
おもしろいかもしれない

  全体的に質が上がるかも

そして、
前にもここに書いたことがある、
私の乳がんを見落とした医師のこと

その外科医は、若い頃、
大都市の病院に勤務していた

乳腺もやっていた

消化器のほうもやっていた

救命救急にもいたことがあるそうだ

その医師は、
後にこの街にクリニックを開院

“名医”として
本当に名の知れた医師だった

だから私も
乳房にしこりをみつけたとき、
安心してこのクリニックを受診した

が、結果は見落とし

最終的に、約5年放置――

手術して数か月経った頃、
たまたま書店で
この『病院ランキング』の雑誌を
目にする

パラパラ...とめくって驚いた

私の乳がんを見落としたあの医師が、
“消化器外科の名医”として
顔写真つきで掲載されていたのだ

なんとも複雑な思いだった

「なにが“名医”だ!」と、怒りも沸いた

当時、すでに
おじいちゃん先生だったその医師

“名医”は過去の栄光だ

医療は日進月歩

日々、アップデートを
し続けなければなならない世界

私の乳がんの見落としは、
そんな中での慢心があったのか――

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こちら

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Source: りかこの乳がん体験記

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