東京国立博物館 特別展『最澄と天台宗のすべて』に行ってまいりました【Rinokiaのひとり言②】

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 からの続きです。)

上野の東京博物館は、常設展のほか特別展の館もあり、敷地に様々な建物がございます。それら一つひとつが歴史的にも貴重な建造物とのことです。

今回の特別展は、敷地内の左奥の“平成館”でおこなわれました。

コロナ禍でチケット購入自体に制限がありましたが、それでも大盛況で、天台宗や仏教などへの人々の関心の高さを感じさせます。

祖師の最澄(伝教大師)ゆかりの明宝から、お弟子様方の活躍や布教の様子、さらには、天台思想が生んだ多様な文化など、それぞれのエリアに分かれて貴重な展示品をじっくりと拝見できました。

奇しくも、わたくしが観覧したのは、中国および日本の天台宗の高僧を描いた掛け軸が、期間限定で勢ぞろいしている日でした。

古(いにしえ)の絵師の感性と色彩が、今この現代にもしっかりと遺されていることの奇跡をつくづく感じます。

これらの掛け軸や、また座像なども含め、天台宗の変遷とともに、天台宗の広がりに欠かせない高僧たちのお姿をしっかりと拝することができました。

宗教は、古くより、政治と切っても切り離せません。

だからこそ、朝廷の庇護あり、幕府との強い結びつきありで、様々な意味合いではありますが、今なお根強く残っているとも申せます。

人々が救いを求めたお経なども、内容は同じでも、それを書き写す様式は時代によってそれぞれ異なり、大変興味深かったです。

天台宗が栄華を極めた時代には、“天台美術”と称する豪華な美術が発展し、文化的価値の高い芸術作品が多く作られたことも大きな貢献です。

展示会のエリア移動中、ふと足を留めた箇所がありました。

この度の展示会のために、出展を協力した全国各地の天台宗の寺院のマップがあり、全国各地、実に多くの寺院の協力があったことが分かりました。

どれも、その寺院にとっては秘蔵のお宝とも言えるような、とても貴重な品と思われ、これらが遠くはるばる慎重に運ばれ、一堂に拝見できることのありがたさをつくづく感じました。

次回は、展示会観覧の際にいただいた、日本天台祖師の最澄(伝教大師)の御言葉をお伝えいたします。

Rinokia

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Source: 神々からのメッセージ

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