おはようございます。
三菱UFJ国際投信が、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を含む4つのファンドについて、信託報酬の引き下げを発表しました。
今回の改定により、弊ブログイチオシのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬率が0.05775%という驚異的な低コストになります。
VTの経費率0.07%を下回ることになり、もはや何も考えずにこれ一本だけ買っておけばOKと言える時代になりました。
【オルカン最強時代到来】オルカンの信託報酬率が0.05775%へ引き下げへ!
1. オルカンの信託報酬率が0.05775%へ引き下げ!
2023年9月8日から、オルカンの信託報酬率が0.1133%から0.05775%へ一気に引き下げられます。
この0.05775%という信託報酬率は、
・Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
・はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
と同一です。
「業界最低コストを目指し続ける」というeMAXIS Slimシリーズの約束が今回も果たされたことになります。
2. 新NISAはつみたて投資枠も成長投資枠も関係なくオルカンで埋めればOK
今回の信託報酬率引き下げによって、2024年から始まる新NISAでは何も考えずにオルカンだけ購入すればよいことが確定しました。
分配金もファンド内で自動再投資されるため、分配金が振り込まれるたびに手動で再投資する必要がなく、手間がかからないうえ税効率もよいです。
eMAXIS Slimシリーズの看板商品であるS&P500(信託報酬率0.09372%)と比較してもオルカンの方が低コストとなってしまいました。
全世界株インデックスのほうが実際の運用にかかるコストは割高になるはずなので、信託報酬率が逆転したというのは信じられません。
3. VTとは指数が異なるが、VTよりも低コストなのは驚異的
弊ブログではこれまでバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を推奨してきました。
以前は全世界株式インデックスファンドにまともな商品が少なく、VTが経費率の点で圧倒的に優秀でした。
VTの経費率は0.07%であり、今でも最強に近い水準ですが、オルカンがそれを下回ってしまったため、コスト面でETFを推す理由はなくなりました。
厳密には、VTとオルカンは同じ全世界株インデックスとは言え、対象としている指数が異なるため単純比較はできません。
VTの方が全世界の小型株まで広く網羅しているため、投資銘柄数が多いのが特徴で、オルカンは大型〜中型株をメインの投資対象としています。
とはいえ、両者のパフォーマンスには実際には大差はなく、投資の簡便さ、コスト面の優位性などを考えますと、投資初心者の方にはオルカン一択と言ってよいでしょう。
まとめ
オルカンの信託報酬率が0.05775%へ引き下げられます。
VTの経費率0.07%を下回る超低コストとなり、オルカンの最強は揺るぎないものになります。
【これからインデックス投資を始める方に絶対読んでほしいおすすめ本2選】
1. 投資の大原則
インデックス投資の大御所、バートン・マルキールとチャールズ・エリスの共著です。
文章も読みやすく、文量も適切なため、インデックス投資を理解するための初めの1冊として強くオススメします。
2. ウォール街のランダム・ウォーカー
バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』
文章に若干読みにくさはあるもののインデックス投資家ならば一度は読んでおきたい名著であることに間違いありません。
【関連記事のご紹介】
Tracersの紹介記事です。オルカンにコスト面で並ばれましたが、優れた商品であることに間違いありません。
新NISAの最適な攻略法は、年間360万円ずつ最速でオルカンを買うことです。
資金力があればという前提にはなりますが。
投資は長く継続しなければ意味がありません。そのための仕組み作りに力を注ぎましょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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