バルドについて:「君が代から神が代へ」からの抜粋

その他
きれいねっとさんから発売中の

「君が代から神が代へ」
からの抜粋です。

君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18



この書では、
古代から伝わる「死」についての考え方も書いています。
それは
現代の「死」の概念とは異なるものです。

さらに

バルドについても言及しています。

バルドとは、
仏教では、中陰(ちゅういん)中有(ちゅうう)と呼ばれる
輪廻転生の生と生の合間の
天にいる状態のこと。

死から中間世に行くときのお話になります。

中間世を少し覚えている私には
とても親しみある世界です。

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ここから
「君が代から神が代へ」の
一部抜粋です。

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・・・・

「バルド」は、チベットの言葉。
「バル」は、中間を意味し、
「ド」は、解き放たれたこと
を意味しています。

バルドは
狭い意味では、
死と次に生まれるまでの間の状態を言いますが、
広くは、もっと深遠な意味を含んでいます。

『チベット死者の書』(バルド・トェ・ドル・チェンモ)の流行で知られるようになった言葉です。

(中略)
・・・

この書は、
聖者パドマサンバヴァが著した経典の一部ですが、
これを弟子たちがいずれ必要になるときがくるまで、
封印し山中に埋めて隠しておいたものです。

それが14世紀になって、
チベット人透視能力者カルマリンパによって発掘されました。

この経典は、
死の間際に際して僧侶によって枕元で読まれる枕経として有名です。

バルド朗読者は、
臨終の席で
その人に完全な死が訪れるまで
バルド・トェ・ドル・チェンモを聞かせ続けます。

チベットでは、
瞑想しないで悟りに至る五つの方法が知られており、
その中の一つが、
このバルド・トェ・ドル・チェンモのような教えをよく聴くことなのです。

それは何故でしょうか?
死の瞬間というものが、
魂の進化にとても大きな役割を持っているからです。

では、
バルド・トェ・ドル・チェンモを、
死の間際に、
死に行く者に聴かせるとどうなるのでしょうか。

眠りにつく直前に考えていたことや見たものが、
夢に出てきたり、
目覚めた時に思い出すことが、
誰しもよくあると思います。

また、
車を停めた時に運転中に車内で聞いていた音楽が、
車から降りた後も頭の中で流れ続けたり、
テレビCMを見た直後にテレビを消した場合には、
特徴的なCMソングが頭の中に繰り返し出てくることもあると思います。

一つの状態から別の状態に移行する時に、
その状態の最後に耳にした音が、
次の状態の意識の中で
増幅して大きな影響を与えるのです。

この性質をうまく利用して、・・・

(中略)

・・・
死の前に聞いたこと、
死の前に思ったこと、
死の前に体験したこと……。
それらが、中間生と次の生に大きく影響します。

・・・

この性質を上手く利用することができるのです。

(続きは本書で。)

君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


君が代から神が代へ 下巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


こちらも
ひかたま:「君が代から神が代へ」序文から:死の概念
ひかたま:国歌君が代の「いはおとなりて」
ひかたま:君が代の構造

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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