日光東照宮➀ 唐門【自分の魅力で生きていく時代の到来】

その他

日光東照宮は、江戸幕府 初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を祀る神社です。

なだらかな砂利の坂道と石段を上り拝観エリアに入りますと、所せましと社殿群が並び、緻密(ちみつ)な彫刻と色彩鮮やかな装飾が一層目を引きます。

“見ざる聞かざる言わざる”の三猿や、“眠り猫”など、彫りものにはユーモアのセンスも多分に含まれ、社殿は見れば見るほど興味が沸いてまいります。

様々な意味合い(祈り)を込め、これら一つひとつを唯一無二の建造にしようと先人たちが志したことは、今なお感嘆するほどです。

気の遠くなるほどの時間をかけてなお完成させていく意思の強さと、さらには当時の匠の技によって成されたまさに繊細かつ優美な建築は、日本が誇るべき芸術性であるとも言えるでしょう。

本日は、本殿および拝殿前の唐門(全体が胡粉(ごふん)で白く塗られた特徴ある門です。)にて祈る際にいただいた御言葉をお伝えいたします。

Rinokia

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「人は内実、底知れぬ力をもつーーー

人生とは、生まれてよりの地道(な繰り返し)ではありつつも、日々積み重ねゆくことがまさに、その者のみがたずさえる“人となり(=人間性や性格・性質)”となる。

その事実を心得、(人間性に)深みを得ている者が、今の世において一体どれほど在るだろうか。

各々の顔(容姿)の異なるように、人の内(=その人の形成しているもの)もまた千差万別で、行動、所作、あるいは言葉などに、人(人となり)が表わされる。

どれほど時を経ようとも、人間という生き物はやはり人と交わる(関わる)ゆえ、人の様相を互いに見合いて(見合って)、交わる程度、あるいはときに序列なども自ずと(自然と)成されゆくもの。

それであるなら、人の最大の武器(※ここでは要(かなめ)のことです。)とは、果たしてなにか。

それは、“知れば知るほどーーー”という魅力のあるか否か。

人は身にたずさえるそれ以上を示す(表す)ことは、誰一人として叶わぬ。

互いに接し、そして交わるほどに、より一層、相手に親しみを覚え、知りたくなる、あたかも人々の限りなき興味が次いで(=次々と)掘り下げられるがごとくの(人柄の)“深み”の在りし者が、真の力(=魅力)を得る者なり。

その力(=魅力)は、心せねば(※覚悟や努力などを示します。)到底得るべくもなし。

日々は常なる(=平凡な)繰り返しか? いいや、たとえそのさなかにあってなお益々好奇を盛んにし(=好奇心旺盛に)、そして、何事にも学び知りゆくことを飽くなきまでに求めねばならぬ。

身に着けるもの、うわべばかりを求める(追求する)人々の、今の世は、誠に“空白”の世でもある。

なおかつ、そこからの交わり(交流)は軽薄なる様(=脆い結果)ばかりを呼ぶことになろう。

すでに(神より)与えられし、まさにその身こそ、自らの“証”―――

世において示していくべき無二の宝玉(=素晴らしい価値あるもの)なり。

いずれの時代にあっても、身を援くる(援ける)ものは、“人となり”であり、その者のもつ数限りなき“魅力”である。

今まさに世の瓦解(=大きく崩れていく様相)のさなかに、これより(=これからは)各々に持てる(持つ)その姿の如何(いかん=どうであるか)が問われていく。生き残りを賭け。

ゆえこそ、いずれの民も、他でもない、自らこそを研鑽せねばならぬ。」

(次回②に続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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