福岡県は博多区の住吉神社の境内社の一つ「薬王社」は、正式名が「少彦名神社」で、御祭神は“少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)”です。
薬祖神・酒造神としても名高く全国各地にあるかと存じますが、これまでわたくしがお参りした神社には、だいたいは、大国主命と併せて祀られておりました。
両神は、国造りを司られたということですから、日本の八百万の神々の協力の姿をまさに現しているとも申せます。
今回は、少彦名大神よりの“薬”をキーワードにしたメッセージです。
どうぞご一読いただけますと幸いに存じます。
Rinokia
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「人間にとって“薬”とは、一体どのような作用を及ぼすものでしょうか?
無論、病(や怪我)などの不具合を、快方へ向けて推し進める面もあります。
さらには、人間のもっとも厄介な性質の一つ、“慢心”という心の有り様への作用もまた、“薬”が用いられることをよくよく覚えておかれなさい。
人は苦難のなかに人生を悲観し、蔑(さげす)む(=卑下する)のも避けるべきですが、なおかつ増長(高慢)の心、慢心もそれと同様に、いいえ、それ以上に、ゆめゆめ溺(おぼ)れてはなりません。
その意味では、俗に戒め(教訓)としての“良い薬になった”という、先人が導き出した表現は、いかに的を得たものであるかがお分かりになるでしょう。
人生、出過ぎても、また引き過ぎてもいけません。
その良き頃合い(=塩梅)を得るがために、身の回りの出来事、人との関わりは幾重にも、各々の身に生じてまいるのです。
けして卑屈にならず、自らの戒め(反省)に繋がるよう努めること、そして、今一度、背筋を正し、一層、周囲に耳を傾ける謙虚な姿になることです。
そして果ては、その(背筋を正した)姿が、人々の好ましき“薬”(※この場合には、良い気づきや物事の好転のきっかけという意味です。)となるならば、われら(神々)はなお喜ばしく、明るき世へ向けての盃(さかずき)を共に交わすことでしょう。」
(次回は②本殿 です。)
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Source: 神々からのメッセージ
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