博多総鎮守の櫛田神社の境内社「注連懸稲荷(しめかけいなり)神社」は、本殿裏手にございます。
別名“あしどめ稲荷”とも呼ばれているそうで、お店の前で“足を止めてもらえる(=商売が繁盛する)”というご利益あるというのが、その名の由来の(諸説あるなかの)一つだそうです。
当社は本当にひっそりと佇(たたず)んでいるのですが、稲荷社特有の鳥居群もなかなか立派で、裏手の境内社のなかでもひときわ目を引きます。
こちらでは、商売のみならず人生をより良くするための心構えを、注連懸稲荷の神にお伺いいたしました。
どうぞご一読いただけますと幸いに存じます。
Rinokia
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「“還元”という言葉を、よくよく念じて(=意識して)日々を過ごされなさい。
この(還元の)語義は、また元に戻す、還(かえ)すことであり、世の中における物質とそして、目には見えぬ物事(=エネルギー)の、いずれも循環を示しているのです。
ですが、この世は時(時間)に象徴されるように、片時も留まらず、いわば“進行”しておりますから、この時の流れを加味すると、やはり少なくとも完全なる“元に戻る”ことはあり得ません。
それであるなら、やがて巡り来る物事が、“元の鞘(さや)に戻る”という感覚ではなく、自ら僅(わず)かなりともその内実(=中身・内容・質)を良くしていくことを目指していかれると良いのです。
あたかも “螺旋(らせん)階段”のように、一周巡りゆけば、少しまた“段階”を上げるこの感覚が、人の歩みには何より欠かせません。
ですから、焦りなどは一切無用です。
慌てず、心身を無碍(むげ)に落ち込ませず、そして自らの歩調に従って、一歩一歩を、天へ向け歩みゆきなさい。
ちょうど、あなたがたがいずれも、転生ごとに少しずつ少しずつ、魂の程度(質・経験値)を上げるように。
あなたがたが、人間という生命の旅を続けたいと希(こいねが)うならば、幾度でもこの転生は続き、そして、螺旋(=向上)の旅は続くでしょう。」
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Source: 神々からのメッセージ
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