○家で死にたい派
○病院で死にたい派
...と、大きく分けると
この2つになるだろうか
私は以前と変わらず、“病院派”
たぶんこれからもずっと
変わらないと思う
...というのも、
「最期は家で...」
という人たちのほとんどは、
住み慣れた家があるから
家庭があるから
私の母もそうだった
「病院には行きたくない」
と、最後まで言っていた
最終的には
病院で亡くなったのだが...
が、家で看取るのは、
簡単なことではないと思う
なにより家族の肉体的・精神的な負担が
あまりにも大きすぎる
病気に関しては素人のため、
患者本人に異変が起きても
対処できないのが現実だろう
以前、テレビで、
『家での看取り』
について放送していたのを
チラッと観たことがある
死期間近なのは妻
70代くらいだろうか
看取るのは夫
ベッドに占領されている、
雑然とした狭苦しい居間が印象的だ
「こうなったら、そろそろ...」
「こんな状態になったら...」
と、
医師から説明を受けていた年老いた夫
観ているのがつらい場面だった
「どんな思いで、旦那様は
医師の説明を聴いていたのだろう...」
これから死に向かおうとしている妻
長年、連れ添ったであろう、
「家で死にたい」という妻の希望
それを叶えようとしている夫...
病院で最期を迎えるのなら
なんとなく事務的な感じもするが、
家で迎える最期は
切なさを増している気がした
私自身ががん患者として、
そしてがん患者の家族として思うことは、
“本人と家族の思いは違う”
ということ
“看取り”は決して簡単じゃないこと
我が家の場合、
私自身が“がん”ということで、
病気のことは
少しはわかっていたのが幸いだった
がんの知識がない父だけでは
どうにもならなかったと思う
今、がんに関しての情報は
昔より格段に広がっている
たとえば、
“早期治療・早期治療”が大切なこと
がんは治る病になってきていること
治療は自分で選択できること
がん治療を受けながら
社会復帰もできること
そしてすでに学校でもはじまっている、
『がんの授業』――
が、“最期”の話は
なかなか表には出づらい部分
病院ではなく、
住み慣れた家で最期を迎えたいひとたちが
増えている現代では、
これから“看取り”の覚悟や知識が
必要になってくるのかもしれない
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Source: りかこの乳がん体験記
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