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...こんな朝。

うっすらと雪陽射しのない朝はなんとなく気持ちも滅入るそして私は...乳がんを手術した左腕の痛みと、体調の悪さに辟易とし......なんてことを思う日曜の朝まずはゆっくり、コーヒーでもいただこう“元気の出る黄色”で――  さ、  お昼はおいし...
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パンプスは春の足音。

今季初のパンプス道端にはところどころ、まだ雪が残っているけれど...あしたも吹雪くらしいけど...朝も氷点下8度だけど...日中も、2度だけど...それでもアスファルトに足を下ろすのは、ようやく春を感じられる瞬間だカツカツと響くヒールの音は...
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まだ冬の春。

眠気と睡眠が伴わない朝身体は疲れているものの、どこか神経がピリピリとしているこれじゃあ、夢と現を行ったり来たりのはずだそんな春分の日の今朝の冷え込みは、氷点下8.4度あすは大荒れ猛吹雪の予報“春”とは名ばかりの北の街であるさ、本日も、笑顔で...
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マンモグラフィでも挟める――

私の胸は小さいいわゆる、“貧乳”である“微乳”といってもいいかもしれないいや、乳がん手術の前は、Bカップはあったのだ...いや、自慢にもならない「おっぱいは大きい方が乳がんになりやすい」という、母の言葉を信じた中学1年生時代  ※そのような...
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“子どものこと”は、目に触れないのは無理なのか...

吹っ切れたと思っていた“子ども”のことが、最近なぜか、嫌な思いが復活している「きっと、卒業シーズンだからだ」...ということに気づく私の周囲でも、何かと話題になっている“卒園”、“卒業”が、その話題には入れない目にしたくもなければ、耳にした...
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それは、“人を良くするため”のもの。

あれはダメ、これもダメ  最初はそれを信じて食材を選んで食べていた  次々と入ってくる情報は、  “それは身体に悪い”  “これを食べると再発する”  そんな話ばかり  じゃあ、何を食べればいいの?  なんにも食べられるもの、ないじゃん  ...
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史上最高の痛み。

0.3度の朝プラスの気温である氷点下8度が、まだこの時季の気温「あったかい...」そんな気温差のせいか、それとも気温とは無関係なのか、ここ一週間ほど、これまでに感じたことのない強い痛みがわきの下に居座っているいや、肋骨や、腋窩リンパ節郭清周...
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原 点。

午前6時――すっかり朝の訪れが早くなった気温は氷点下2.8度まだ”春の暖かさ”とはいかないが、それでも平年より4.6度も高いらしいそんな今日は、がんサロン4か月振りの参加だここを通るのも、4か月振りひとつ季節を通り越したと思っていたが、まだ...
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“母に似てゆく”ということ ~甲状腺がんへの不安~

私の顔は“父似”らしい誰がどう見ても“父の子”とわかるほど、小さい頃から笑われてきたが、母をよく知る人からは、「お母さんに似てるね~」と、言われるとどのつまり、うまくミックスされているようだ微妙な感情が湧くのは、年齢を重ねてゆくたびどんどん...
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母の遺品。

きのう買った、“カメラバッグ”たまたま立ち寄ったお店で、たまたま手に取ったバッグそこは、カメラ屋でも家電量販店でもないなのに、普通のバッグ売り場に、このバッグがぽつんと並べられていた母が亡くなって、今年で6年母の遺品である洋服やアクセサリー...
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時々、生きている意味を見失う。

中学生の頃から、時折、「この世から消えたい」という願望を抱いて生きていたそんな私が、乳がんがわかったとき、「死にたくない」と強く思った“治療をはじめれば、もう子どもは産めない”そう知ったときは、さすがに躊躇した「このまま治療をせずに、 子ど...
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シャワーが当てられない。

ごはんが焚けるにおいがすると、  「うっ...」となる今日この頃...  あまり体調がよくない証拠  ごはんが美味しく食べられない証である  せっかく食べる食事  同じ“食べる”行為なら、  おいしく楽しく食べたいものである  そんな日常―...
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一日一日が、人生の積み重ね。

『ひとは、 生まれた瞬間から死に向かっている』――そんな言葉を聞いたことがある確かにそうかもしれないなにかあると、“試練”なんてことを言う人もいるいや、生きていくこと自体がすでに試練だ一昨日、東日本大震災が起きてから10年の日を迎えた今月に...
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失ってはじめて気づく、当たり前の日常。

氷点下7.6度暖かな朝だこうして変わることなく、朝を迎えられること――それは、当たり前の日常だったでも、この世の中に、“当たり前”なんてなかったその“日常”をぶち破ったのは、“乳がん”――命があること...生きらること...ごはんが食べられ...
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“3月11日”という、長い一日。

あれから10年――あの日のことはよく覚えている私は両親に実家を追い出され、越して間もないときだった何気なく点けていたテレビ番組は、大阪の情報番組大阪のスタジオでは、東京と中継をつないでいたそしてそのとき、東京で中継を伝えているリポーターが地...
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“がん”は、心に闇をつくるもの。

がんになると、誰もが心に闇を抱くものだ再発の不安もあれば、治療の副作用もあるしかもその副作用も、どんな症状が出るかもわからない見えない未来...「これからどうなってしまうのか...」という、漠然とした不安...それは、真っ暗な光の見えない、...
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術後14年の現状。

2007年1月11日、午前11時――私が乳がん手術を受けた日だ術式は、  ○乳房扇状部分切除術   (4分の1強切除)  ○腋窩リンパ節郭清あれから14年と2か月現状は――  ○腋窩リンパ節郭清をした左腕は、   8~9割動きが戻った   ...
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“検査をしない”ということ。

そもそも、『がんの術後検査はするべきなのか』――アメリカで画像検査はしないが、ここは日本日本では、乳がんの場合、特に何もなければ、5年や10年、検査を続けることが多いそれはもちろん、再発をみつけるためCTや骨シンチなどの画像検査は、少量の被...
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そんな月曜の朝は――。

氷点下15.4度今日も変わらず、凍(しば)れる朝ここのところ、腋窩リンパ節郭清の痕がズキズキ、ペキペキ痛むのはこの寒さのせいか...  たぶん一生、  逃れられない痛みなのだな...そんな月曜の朝心も身体も重い一週間のはじまりではあるが.....
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きっと、元には戻れない。

一度“がん”になると、きっともう、元には戻れない胸を切った違和感も、腋窩リンパ節郭清の痛みも、腋窩リンパ節郭清で麻痺をした胸や皮膚の麻痺も、腋窩リンパ節郭清で動かしづらくなった腕も、体調も、生活も、心も、人生も...がんになったことは、忘れ...
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体重減が続き...。

乳がん治療をはじめてから減り続いている体重“14年で4~5㎏程度”と聞くと、大したことはないのかもしれないが、もともとそれほど重かったわけではなかったため、痩せられて嬉しいような...生命維持に関わるような...なんとも複雑な思いなのである...
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吹雪の朝。“白い”シリーズ。

吹雪の朝きのうは初夏のような陽気だったというのに...まぁ、そんな街そんな季節――そんな中、先日、このようなものをいただいた“飲む白い恋人”――ふむ...いろいろと考えるものであるもとは、ホワイトチョコを挟んだラングドシャクッキー初めてこの...
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“最期”を見極めるとき ~セオリーと、自分ががんになって冷静になれたこと~

自分ががんにならなければ、きっと狼狽えた母の再発がんの進行度合いもターミナルケアも、セデーションへの理解も、自分ががんにならなければきっと何もわからないまま、母の死を迎えたのだと思うそして、多少はがんの知識を身につけた分、どこか冷静だった自...
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気温も気分も上がる朝は――。

朝の気温、0.9℃きのうは-19.2℃であったなのに今日は、+であるその差...いや、敢えて計算はしまい今日は、二十四節季でいうところの“啓蟄”まぁ、“啓蟄らしい気温”ということだろうかそんな朝どうやら今日は、運気もいいらしい毎朝点けている...
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昔のがん。今のがん。

母の父――じいちゃんは、「私が母のお胎の中にいるときに亡くなった」と聞いたことがあるじいちゃんはある日、すねが痛みだし、どんどん悪化していったようだ布団の中でいつも、「足が痛い」「足が痛い」そう言っていた床に伏しながら、その様子をノートにし...