腫瘍科

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「ハンドクリームつけようか」――。

「手、カサカサしてるね。 ハンドクリームつけようか」――母が“余命1週間”を告げられた日...  結果的に母はその日に  亡くなったのだが...薄明りの緩和ケア病棟の一室ベッドに横たわった母の意識は混濁していた母はとにかく、「眠たい」「眠た...
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“健康”とは――。

乳がんになってからというもの、『健康』という意味が、よくわからなくなった  ○がんがわかった    初期の段階では、    自覚症状はないことがほとんど    がんが発覚したからといって、    特に“不健康”という意識はない  ○がんの摘...
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笑顔になれない朝は――。

5.9度ひんやり朝の空今日も笑顔にはなれそうにない体調ではあるが、  ...いつものことか爽やかな空に救われるそんな今日は26度と暑くなる予報空には魚も泳いでいるさ、なんとか今日を乗り切ろう...っと――   1日1回、応援のクリックお願い...
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「しんどいときは、“しんどい”って言っていいんだよ」

「しんどいときは、 “しんどい”って言っていいんだよ」ひとにはそう言えるそう、ひとには...自分となると、なかなかそうはいかないものだ  窓の外  見上げる闇の中に、  明るく光を放ついびつな月が浮かんでいる  朝はあんなに豪雨だったのに、...
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2021/06/21

表ウララの夫です。ウララは6月13日20時30分に安らかに 旅立ちました。このブログを通じての出会いは彼続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』 Source: 天音、乳癌ステージ4の花道
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轟音で目覚める夏至の朝。我慢しきれず点ける...。

けたたましい音に叩き起こされる朝滝のような雨が屋根を激しく打ちつけている携帯電話の時計は、5時48分「あと12分寝られたのに...」ここで起きるべきか、それとも再び眠りに就くべきか...と、迷っているうち、落ちるそんな週のはじまり今日は二十...
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プラシーボが起こす奇跡。

「にんじんジュース? そんなのがんに効くわけないよ」――いっとき、がん患者の間でおそらく大流行したであろう“にんじんジュース”私の周囲にも、何人もの人たちがにんじんジュースを飲んでいたが、私はつくり方も知らなけれは、摂取量や飲むタイミングも...
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小寒い朝。憂鬱な雨の日曜。

雨...時折、激しい音を立てて降っている陽射しがない部屋の中ひんやりとした空間は、なんだか気持ちも晴れないものださ、とりあえず、熱いコーヒーでも淹れよう今日の最高気温は13度らしい   1日1回、応援のクリックお願いします       日々...
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乳がんになると、“大豆製品を摂ってもいいのか”問題。

私は、“大豆製品”がけっこう好きである朝食にはヨーグルトにきな粉をかけ、納豆はできる限り食べるようにしていた幼い頃から牛乳嫌い学校の給食で出る牛乳もほとんど飲んだことがなかったそれが原因なのか、私の骨密度は低い低脂肪牛乳にきな粉を混ぜて飲ん...
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“脱毛”の意味。

抗がん剤(化学療法)の副作用で気になるのは、やっぱり“脱毛”だろうか『髪は女の命』昔、そんなセリフが流行っていたような...男性もそうだろう髪が抜けるのは、やはり衝撃が大きいなにより、見た目でわかってしまう『抗がん剤をすれば、髪の毛が抜ける...
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左腕にワクチン打った...

きのうから続いている、雲ひとつない空「爽やか」の一言であるそんな明け方妙な夢を見たそれは、“新型コロナウイルスのワクチンを 左腕に打つ夢”“左腕”といえば、腋窩リンパ節郭清をした側できれば注射は避けなければならないが、  ○打った箇所が痛い...
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一家に2人、がん患者は要らない。

毎年この時期が来ると、気持ちが落ち着かない7年前、母の残された命の時間と向き合っていた頃だからだ何度思い返しても、後悔と葛藤が押し寄せてくる「あれでよかったのか...」「もっとこうしていれば...」「いや、それでよかったんだ...」――『日...
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使えない。

清々しい朝の空どこを見渡しても、雲が見当たらない久し振りの青空だそして、これきっと本当は便利なものなのだろうテレビでも、「○○円分を、○名様にプレゼント~」と、応募の商品にされているのを本当に多く耳にする昨年のことだったある通販で、トップス...
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「このまま一生が終わるのか...」

乳がんの治療が終わり、体調が悪いまま、どれほどの月日が流れたか...いっときは少し体調が戻った時期もあったが、ここ2年...1年...半年と、なんだかどんどん悪くなっているような気がする「このまま一生が終わるのか...」...と、思う一生の...
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治療への後悔。

「一度きりの人生。後悔のないように...」――ありふれた言葉ではあるが、乳がんになって、  ・人生は一度  ・命には限りがある  ・ひとはいつ、何があるかわからないと、実感し、「ならば、やっぱり後悔はしたくない」そう思ったできれば最期は笑顔...
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ひんやりな朝。夏のおやつ。

ひんやりと、朝さすがに10度を下回ると寒気を感じる最高気温も16度の予報おとついまでの30度超えの暑さに慣れた身体には沁みる涼しさだ「今夜は温かな肉じゃがでも食べたい」そんなことを思う朝――そんな中、きのう差し入れでいただいたのは...夏ら...
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高い“一時しのぎ”

先日、見事に真っ二つに折れためがねのフレーム“パソコン用”としてつくったため、これがないと、ほぼ画面が見えない昔のめがねを引っ張り出し、「少しでも見えるもの...」と、数日、代用していた  これまでのめがねは、  “限りなく遠く”を見るよう...
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“不正”のない世界で生きたい。

世の中は“不正”の温床そして、正直者がバカを見るもうこんな汚い世界に疲れた不正のない世界で生きたい  が、それは不可能だ  この世から“不正”を取り除くことなんて、  きっとできない  ならば、ただ正直に生きよう  胸を張って堂々と  誰に...
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浮腫の前兆。

ここのところの暑さのせいか、身体が浮腫みだしたこれだから、夏は厄介である身体が浮腫むと必然的に腋窩リンパ節郭清をした左腕もいつもより太くなるわけで...3年以上前になるだろうか、左腕に原因不明の痺れが出たのは...「リンパ浮腫の前兆か?」と...
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同じ道を辿る。

亡くなった母が、昔、言っていた「どんどんばあちゃんに似ていくわ...」と――私はばあちゃんと一緒に暮らしたことがないだから、母がばあちゃんに似ていっていることはわからないそして思った「歳を重ねるごとに、私も母に似ていっている」と...顔もそ...
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34.5度の体調。

きのうの気温、34.5度――そりゃあ、シャンプーもやわらかくなるってもの  実は、冬はシャンプーが硬くなって、  ポンプが押しづらいのだついこの間まで灯油ストーブを点けていたというのに、昨夜は、窓を開けて扇風機を回しながらの就寝であるきのう...
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乳がんで儲けるつもりはない。

『がん』――その言葉を使うと、やはり儲かるものらしい  そこに、  「これでがんが治った」  「これでがんが消えた」  との文言がつけば、最強である時には、がん経験者なのか、あるいは、そもそも”経験者”ということ自体虚偽なのか、時々、自身の...
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また折れた...

「パキッ...」と、きれいに真っ二つ――思えば、あれは、3年前のことだった...あのときも、きれいに真っ二つに折れたっけ...「これじゃあ、仕事にならない...」と、以前のめがねを引っ張り出すも、どれも、遠くを見るためにつくったレンズパソコ...
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やっぱり打つなら“左”かな。

新型コロナウイルスとの戦いも、すでに1年半ようやくワクチンにありつけそうな気がしてきたが...  いや、“気がしてきた”だけである以前から、『右腕に打つべきか、それとも左腕か...』と、自分の中での議論が湧き上がっていたテレビで見ていると、...
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自分のためではなく、“誰かのため”に生きること。

乳がんになって知ったことがあるそれは、『ひとは、誰かに頼られることで頑張れること』  仕事でも、家族でも、  自分が必要とされることは大きな励みとなる『生きていくためには目標が大切なこと』  なにも、“大きな夢”ばかりが目標ではない  毎日...